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「What’s」Vol.6 / 多行書きの修辞的意図と修辞的効果

広瀬ちえみ編集発行の柳誌「What’s」Vol.6が発行されました。私は「多行書きの修辞的意図と修辞的効果」という文章を載せていただきました。どうもね、自分はかっこいいタイトルを決めるのが苦手で、今回もちょっと硬いですよね。それでも中身はとても読みやすくなっています。広瀬さんと何らかの方法でコンタクトをとり、お読みいただければ嬉しいです。

Vol.6の締め切りも近いころ。広瀬さんと相談して何か文章を載せようかということになりまして、一旦そうと決まったらどわーっと8ページ分書きあげました。内容はタイトルのとおり、短詩型文学の多行書きについてです。自由詩や五行歌の作家さんと違い、一行棒書きが当たり前になっている短詩型の分野では、どういう「理」で行分けがされているのか、なかなか考える機会がないと思うんです。そこで短歌・俳句・川柳の多行作品について私なりに分析してみたのが今回の文章です。

以前もお話ししましたが、「川柳スパイラル」20号の「小遊星」の続きみたいな感じです。スパイラル20号では、五行歌人の水源純さんから多行書きについていろいろとお聞きしました。あのあと、多行書きについて考え巡らせた成果が「多行書きの修辞的意図と修辞的効果」です。

今回の「What’s」はいつもより余計に回っており……もとい、いつもより多く記事が載っておりますので、とても充実していますよ! ぜひお手に取ってくださいね。