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私が読書で学んだことと読書の質を上げる方法について(エッセンス編)

はい、こんにちは。耀仁です。
今回は私の発達障害ライフの改善に大きな役割を担った、読書について学んだことや読書の質を上げる方法について話していきます。
今回はエッセンスだけ盛り込んだので詳しく聞きたい方はコメントして頂けると回答します。
私の体験談を通して読書の魅力であったり注意することを実感頂ければ幸いです。


なぜ私が読書をするようになったのか


読書を始めたのは高校生の時

私が読書にハマったきっかけは、高校時代のラグビー部の先生の影響でした。絵に描いたような熱血ラグビー部の先生で根性論をとにかく訴え熱く生きろ、人生のほとんどは気合でなんとかなると訴え生徒に練習をさせ、今では問題になるであろう多少の体罰での指導もありました。
生徒が弱音を吐いたり、サボったりしていると当時はまだ軽い暴力が許される雰囲気があったため、とにかく頭を小突かれたりビンタをされていました。その先生がある日、「お前らはマインドが整っていない!!本を渡すからしっかり身に着けろ」と「No.1理論」西田 文郎 (著),という本を渡し読書感想文を書くように言いつけられました。一流の人はなぜ成功するのか、どう考えているのか、イメージトレーニングの効果と方法が書かれていて、当時は嫌々読み始めた私でしたが、聞いたことも考えたこともない情報が書いていて、本当に部活や人生が好転しそうだと当時の私は思い驚きました。

 
それをきっかけに、当時は中学校のいじめでネガティブ思考になっていたのですが自己啓発書を読むようになりポジティブシンキングをするように自分を変えようと取り組むようになりました。(今ではネガティブもポジティブもバランスよくコントロールできるようになりました。)重度のポジティブシンキング教徒になり、元々家でダラダラするのが好きな性格でしたが問題に対して向き合う姿勢やマインドが育っていき良くも悪くも行動力が高くなったり挑戦する性格に変わって行きました。


読書自体にハマり、関連する著者の新書や日本の社会問題やビジネス、哲学や心理学にまつわる様々なジャンルの本をたくさん読みました。その結果、視野が広がり興味が広がり知的好奇心が旺盛な性格に変わって行きました。高校時代は月に5冊ぐらいの本を読んでいましたが、浪人時代に予備校がない土日は近くの中央図書館に行きひたすら2日に3冊以上の本を読んでいました。主な目的は勉学の成績を上げるために東大生がE判定から逆転したなどの合格体験記、勉強術の本、集中力や記録力を上げる、脳科学の本を読んでいましたが哲学や政治の本も読んでいました。
浪人する前は部活が忙しかったのもありますが、塾に通っても高校生の最後の模試で偏差値38を取り、偏差値42の大学にも受からないアホで周りのクラスメイトに馬鹿にされていました。
浪人してから読書により、勉強方法や記憶のやり方から見直して、成績向上のための計画を立て勉強した結果、1年で偏差値を38から61まで上げることができました。これは当時の私に大きな自信となる出来事で読書や教育に興味を持つ経験とななり読書を習慣化するエピソードとして今でも強く記憶に残っています。
そこから現在まで月数冊の読書は欠かせませんし何か気になるものや、成果が求められる際は身に着けた読書の習慣で乗り切ったり資格取得をしていくなど読書は私の人生を豊かにしていきました。

読書で私が感じたメリット

では私がその読書でどんな力がついたかメリットを書いていきます。

・専門知識の獲得
・心理学の知識で人の心理が読めるようになりASD症状が緩和された。
・勉強や思考の型を知り、学習効率が向上した
・著者の考えや人生を疑似的に経験でき人生観が広がった
・語彙力が上がり表現力が上がった
・精読をすることで論理的思考力が上がり賢くなる
・読書することで日々の言動が変わり出会う人が変わった
・瞑想を覚え自分を内省できるようになった。

総じて言うと読書をすることで価値観が広がり他人を許容できるようになりました。また人生で何か問題が起きれば仮説を立てて改善策を実行し検証できる力が身についたことが大きな財産でした。あとは歴史や文化を学ぶことで旅行で訪れた際に文学作品の舞台だったと楽しめたり偉人の軌跡について思いを馳せることができるようになりました。外国人と深い話ができ、人生でやりたいことが増え読書をしてから世界を楽しむことができるようになったと思います。

読書のデメリットとその対応について

メリットばかりの話もしてきましたが、勿論デメリットもあります。

デメリット一覧


・読書すると自由な時間が減る
・本を購入するためのお金がかかる
・特定の著者や主張に対して興味や思想偏ると人が離れていく
・インプットだけになって頭でっかちに
・読書習慣が身につくまで時間がかかる

上記のようなデメリットがあるので読書の敷居が高かったり、読書をすることで不幸になる人もいます。それらの問題に対して私なりの対策、対応例を紹介していきます。

読書のデメリットの対策

①読書をすると自由な時間が減ることで気をつけたいこと

読書をすることは自分の大切な時間を読書に使うということです。そのため自分がどんな本を読むかは目的を決めてから大切に選んでください。人生を豊かにするために読むのですから本を読むなら生半可に選んではいけません。もし慎重に選んでも読んでいてこの本は自分に合わない、著者の人格を疑うと思ったら、読書は中止して本を処分することをお勧めします。

②本を購入するためのお金がかかるへの対策

最初は図書館で無料で読んだりAmazon limitedで多読をしたり、良書を1冊買って何回も繰り返して読むと少ないお金で学べるように工夫できます。

③特定の著者や主張に対して興味や思想が偏ると人が離れていくへの対策

いくら本を読んでいて知識を持っても日常で関わる人たちの価値観に共感できなかったり、自分の意見を主張し過ぎると人間関係は上手くいきません。多読した際に意識したいのは同じテーマ3人以上の著者で10冊ぐらい。少なくとも3冊は別の著者で読んでおきたいです。
3冊読めば、そのジャンルのことが3人の著者の視点で学ぶことができそのテーマの本質的なものが理解できるようになってきます。特定の著者の意見に強く共感することは楽しいものですが、それを強く主張したり他人に押し付けることだけは絶対に止めましょう。

④読書習慣が身につくまで時間がかかることで考えておきたいこと

読書を始め立ての頃は文字を読むのが得意な方でない限りは読み終わるまで時間がかかります。1冊買って1ヶ月経っても読めない人は世の中たくさんいます。
私も最初は1冊の新書を読むだけでも1週間はかかっていました。慣れるもので一般書であれば1冊1時間半から2時間程度で読めるようになりました。
ただ社会人の人は読書に慣れる時間もないため、なるべく良書を何回も繰り返して読む方が、知識が記憶に定着しやすく実生活には役立ちます。多読をして価値観を広げたいと思うならできるだけ若いうちにやったほう良いと言えるでしょう。

読書で気をつけたいこと

・商業目的の本に気を付ける

販売目的が著者のセミナーや商品を売るためのステルスマーケティングとして使われている場合があります。そういう本は気分を盛り上げて、実際は大して有益なことを言っていないケースもあります。

・自己啓発本はできるだけ読まないほうが良い。

最近の自己啓発本はセミナーや高額商品の広告として売られている本がほとんどです。
本読んでいる間はモチベーションが上がりますが、それは本の構成が気分を向上させるように設計されているから読み手の感情を盛り上げるよう心理学などのテクニックが使われている傾向があります。
もし自己啓発書を読みたいのであれば、
信頼できる良書を3冊ぐらい決めて100回読んで実践する方がが色んな自己啓発本に手を出すよりはるかに絶対マシでしょう。私は浪人時代に自己啓発本を100冊読んで、これに気づきました。何十時間も時間を無駄にしました。
当時はショックを受けてへこんでいましたが、まだ若い時に気づけて良かったと思っています。お勧めは古典の書物です。

読書の質を高める方法

次は私が読書の質を高めるために効果的だと思うことを紹介します。
大事なことは以下の4点です。
①前書き、後書き、著者の経歴を読んでから読む。
②メモを取りながら読む。
③著者になりきって読む
④3回同じ本を読む。
それぞれ具体的に説明していきます。

①著者の経歴、目次、前書き、後書きを読んでから読む

これは本を買う前にも使えるのですが、著者の経歴を読むことでどんな経験や人生観であるかが大まかに分かります。そして目次で伝えたい主張を確認します。そうすることで得れる情報のレベルやメッセージを予測することができますし理解しやすくなります。前書き、後書きを読むことが大切な理由は、著者が伝えたい内容やどういう人に向けて書いたかが分かるからです。そこを読むことで本の基本的な主張を知ることができます。

②メモを取りながら読む

人間はどんな大事なことでも忘れてしまう生き物です。大事な思い出ですら忘れるのに、本で勉強したことはすぐ忘れます。そのため、大事な本を読むときはこれからも覚えておきたい内容は必ずメモしながら読書する癖をつけてください。そして何回も見返してください。そうすることであなたの読書レベルは格段に上がります。

③著者になりきって読む

本に書いてる内容を一番理解しているのは誰でしょうか。分かりますよね。その本を書いた著者自身です。自分がその著者自身の感覚に近づけば近づく程その本を書いた意図や重要な内容に気づくことができるようになります。先程お伝えした著者の経歴を読むことで、著者の価値観をイメージできるようになります。また著者をネットで調べてみたり、実際に訪れた場所に行ってみるのもいいでしょう。同じ体験をしていればしている程、その著者が伝えたい内容が正しく理解できるようになっていきます。

④同じ本を3回読む。

人は初めてのものを見ると、脳が過去の記憶や体験を思い出しパターンを見つける傾向があります。読書でも同じことが起こります。初めて読む情報に対しては過去のパターンがノイズをして、その情報を認識できていないことが多いです。そのため本当に学ぶべき大切な本は3回は読みましょう。1回目は未知の情報に慣れるため、2回目は著者になりきって読むように意識してみて新たな気づきを得て、3回目にフラットな状態で読むとその本の情報を正確に自分で読めるようになっていきます。

速読ができるようになる方法

今回はテーマと少しずれるので別の機会に紹介しますが、私が速読法で現実的に誰でもできると思う方法は以下のやり方です。

①多読して読書に慣れる。慣れることで眼球運動と脳内の情報処理が発達し速読できるようになります。
②読む本のテーマを事前に知っていること。
③速聴しながら本を読むこと
④速聴しながら本を音読すること、又はシャドーイングすること
⑤先読みをして脳に本の情報を処理させておくこと


以上を意識すれば、大体の人は速読できるようになります。
上記の速読法は苫米地英人先生の速読法を一番参考にしました

読書の学びを実践するには

メモしたことをリスト化してアウトプットしてみる

先述した読書で覚えておきたいメモをリスト化して、実際に使えるか使えないか自分に合うか試していきます。その時の状況を具体的に残していくことでフィードバックできるようにすると、PDCAサイクルができるようになり学びのレベルが上がります。

ブログやX(Twitter)に投稿してみる

実践しやすいアウトプット法として、SNSに投稿してみるのもいいでしょう。特にX(Twitter)は発信が気軽にでき、他のフォロワーのフィードバックも受けやすいので積極的に発信するのもありです。投稿を作成する際に人に分かるように文章を考えるので、学びが整理して身につくようになります。

人に話してみる

SNSの投稿もいいですが、人に話すのが最も効果的です。会話する際に説明すると短い時間で言語化して、目の前の人が納得してくれるようにしないといけないため脳がフル回転し考えが整理されるし読んだ本を思い出すワーキングメモリも使うため、実際の生活で思い出して使えるようになっていきます。

まとめ

以上、私の読書歴からメリット、デメリット、読書の質を高める方法をお伝えしてきました。良い面と悪い面を知り、自分に合った方法で読書から人生に置いて役立つことを学んでいきましょう。人は一人では生きていけませんと言われているのは本当にそうで、テクノロジーや学問やエンタメなどは先人達の人生の残してきたものを享受して私たちは生きています。巨人の方に乗って生きるではないですが、上手く先人達や現在活躍されている方々の知見を借りながら、自分のものにしながら人生を良くしていきたいものです。
そのためのツールとして読書は最も効率良く、深く学べるものだと思います。読書をしていない人は是非してみてください。
お読み頂きありがとうございました。







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