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オタクを全力で公表したら、リアル澤村・スペンサー・英梨々に出会った話

これは、ネットで作品への愛を発信したことでオタク人生が最高に楽しくなった僕が、「オタクってこんなに楽しいんだぞ!!」ということを発信するnoteになっています。

やってきたことの概要はここにまとめているので、
よかったら見てみてください!↓

23歳彼女なし引きこもりオタクがたった1年で陽キャよりリア充になった話

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今回は、僕が大学4年の後半からオタク活動に全振りした結果、リアル澤村・スペンサー・英梨々に出会えた!という話です。

まず澤村・スペンサー・英梨々ってご存知ですか?
この可愛い子です。

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大人気アニメ『冴えない彼女の育て方』のヒロインの一人。
色んな特徴があるけれど、特に強調しておきたいのは、

「本当は18禁の同人誌も出しちゃうくらいゴリゴリのオタクなのに、過去のトラウマからオタクをひた隠しにし、周りにはまるで一般人のように振る舞い、何ならみんなの中心にいるような陽キャの子」

という部分です。

(どうでもいいですが、僕この作品の原作全13巻を3セット持ってます。なんでそんなことになったかは別の機会に…)

………

さて、オタクに振り切る決心をした僕は就活が終わったこともあり、それまでサボっていたゼミにもちょくちょく顔を出すようになっていました。

そのゼミというのが、何というか陽キャの集まりで、それこそみんなでよく海にドライブ行ったりディズニー行ったり、ゼミ終わりにはだいたい近くの居酒屋で吐くまで飲むという感じのゼミでした。

その中でも特にオシャレに気を使い、インスタの投稿率も高く、サークルは誰もが知るパリピ集団。ゼミの誰よりも陽キャ?というかパリピ?をしていた子がいました。その子をエリちゃんと呼びましょう。

ゼミに入った時から、そのエリちゃんとだけは仲良くなれないと思ってましたし、実際同じゼミになってから1年半もの間、ほぼ喋ったことなかったのです。

それが、就活も終わりぼちぼちみんながゼミに復帰し始め、僕がアニメ好きをガンガンにアピールしていたある日、帰りがけに珍しくエリちゃんに呼び止められました。

エリ「ねぇ、アニメ好きなんでしょ?最近めっちゃ言ってるよね笑」
ぼく「うん、多分想像してるよりだいぶ好きだよ!w」
エリ「へー、どんなの好きなの?」
ぼく「え、多分言ってもわからないと思うよ」
エリ「まぁいいから、多分わかると思うww」

そこで「???」となったけど、その時はまだその子がゴリゴリのオタクなんて知らなかったからとりあえず

ぼく「クラナド、コードギアスとか、あとはグレンラガン、Fateとか色々」
エリ「あーなるほど、その辺ね」
ぼく「え、知ってるの?」
エリ「知ってるっていうか…全部観てるw」
ぼく「えwww」

そりゃそうなりますよね!
陽キャゼミの1番のパリピが、まさか、実はオタクだったなんて!!

そこからはもうとりあえず「飲むぞ!」ということで詳しく話を聞くことに

最初は実は隠れオタクでした、くらいの感じだと思ってたのですが、
この子なんと、年二回コミケで同人誌(18禁小説)を販売し、数十万単位で稼いでいらっしゃる強者だったのです!!www

しかも詳細は書けないんですが、その子の作品がなぜかサブカル文化に関する論文にも取り上げられたことがあるらしくて、「なぜそんな面白い話を隠してた!」とキレ気味に言ったところ

エリ「え、オタクってバレたくないじゃん」

とバッサリ。

話を聞いていくと、どうやら中学の時にできた彼氏にオタクがバレて強烈に振られたことがあるらしく、それ以来そういう趣味を隠すようになったとのこと。

その頃から7,8年前といったら、一般人のオタクへの風当たりは今よりもだいぶ強かった…その偏見と軽蔑を思春期ど真ん中の女の子が受けたら、そりゃ隠すようになるよねって感じです。

それはそうと、なるほど…オタクな女の子が、誤解や偏見を前にその趣味を隠すようになり、表では陽キャのように振舞ってみんなの中心にいながら、裏ではいそいそと18禁小説を執筆する…

「完全に英梨々じゃん!」

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そんな訳で、「好きなものを好きだ!というだけで、周りの人の隠れていた面白い部分に出会えることもあるよ」という学びが得られました。

まさかこんなリアルな人間関係の中にコミケ出展者がいたなんて…個人的には衝撃的でめっちゃ面白い体験でした。

そしてこの出会いも、のちに自分がコミケ出展してみようと思うきっかけになって行ったのでした…

次回へ続く!

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※引用画像の版権は以下に帰属します。
(C)2015 丸戸史明・深崎暮人・KADOKAWA富士見書房/冴えない製作委員会

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