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僕の人生を狂わせた元凶がサイン会を開くというので行ってみた時の話

これは、ネットで好きな作品への愛をつぶやいたことがきっかけでオタク人生が最高に楽しくなった僕が、「オタクってこんなに楽しいんだぞ!!」ということを発信するnoteになっています。

やってきたことの概要はここにまとめているので、
よかったら見てみてください!↓

23歳彼女なし引きこもりオタクがたった1年で陽キャよりリア充になった話

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今回は僕の人生を狂わせた元凶となる、とあるおじさまに7年の時を経て初めて会った時のことを書こうと思います。

さて、「人生を狂わした」というと非難的なニュアンスがあります。ただ自分で言うのも何ですが、これは完全に愛情の裏返しです!!!(ここ重要)

間違いなくこのおじさまの影響で人生の方向性が変わりました。もしかしたら大学でま毎日海やクラブやバーに通う未来も会ったかもしれないのに、このおじさまの影響でそんな陽キャな未来は消失しました。

当然今は楽しいのでこれで良かったなと思ってますが、オタク街道をつき進む原因になったという意味で「人生を狂わした」と半分冗談で表現してみました笑

前置きはこのくらいにして、じゃ実際にどんな影響を受けたの?って話ですが、例えば僕は小さな頃の夢が「科学者」で、高校に入ってからも数学を頑張って成績は学年でもなかなか良い方でした。「人間の社会とか法とか経済の研究なんて小さいわ!男なら宇宙の真理を突き詰めて新たな地平を切り開くんじゃい」とイキリ散らしてた高校生だったのです。

そんなゴリゴリ理系志望だった僕が、そのおじさまの影響でコロッと文系志望に変わります。理由は「文系大学に入って喫茶店を経営したいから」です。

原因となったのはおじさまが生み出したこの作品、
『パルフェ Chocolat Second Style』
というPS2のギャルゲーです。

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やったことある人ならわかってくれると思いますが、このゲームをやると無性に、とてつもなく、喫茶店を経営したくなります。
(あとベランダで1日1本タバコ吸いたくなります。)

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そう、僕は高校時代この作品でコロッと人生の方向性を変えてしまったのです。そのくらい衝撃的に面白い作品だったのです。なんなら今の僕の夢はこの作品をアニメ化して、リアルイベントで作品内に出てくる喫茶店を完全再現することです。

そしてその作品を生み出した人こそ、今回の話の中心人物、数々のハートフルな作品をヒットさせたことで美少女ゲーム界の頂点に立ち、満を辞して初めて出したライトノベル『冴えない彼女の育て方』も大ヒット、アニメ2期+映画化までさせた実力者…

その名を「丸戸史明」という。


そんな、僕の人生に多大な影響を与えた丸戸さんがサイン会をするというので、満を持して参加してみた、というお話です。

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今まで引きこもりだったので、ライブなど含めオタク向けのリアルイベントにはほとんど行ってなかった僕なのですが、Twitterの使用頻度が上がったことで、結構いろんなイベントの情報を知るようになっていました。

そんなある日、丸戸おじさん(以下、親しみを込めて「丸おじ」)のサイン会がある、という情報が流れてきました。

個人的に丸おじには人生を狂わされているので(もちろん良い意味で)、会える機会があるならぜひ一度会ってみたいと思い、詳細を確認しました。

参加までの流れは以下の通り

・特定の書店で、『冴えない彼女の育て方』シリーズを購入
・購入時に付いてくる応募券のコードをネットで記入
抽選が行われ、当選した場合のみサイン会参加可能

そう、「抽選」なのです。

「抽選」で当選確率をあげるにはどうしたらいいか

それはとにかく応募の回数をあげる=応募券をたくさんGetする=『さえかの』を大量に買う

ということになる。

じゃ『さえかの』をいっぱい買えばいいじゃんという話なのですが、ひとつ懸念事項がありました。それは、ちょっと前にシリーズ全巻を一気買いしてしまっていたことです。

つまり、僕の家には『さえかの』が全巻揃っている。しかもつい最近、なけなしのお金で買ったものが。

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これは悩みました。なにせお金のない大学生、わずかな希望にかけて1,2冊買うならわけもないですが、「絶対に会う」ためには多分大量に買う必要がある。

具体的には   ”シリーズ全巻購入”  くらい。

つい最近揃えた作品のシリーズを、短期間のうちにもう1セット新品で買うのは気が引けましたが、オタクに全振りすると決めたことだし、ずっと会ってみたかったしと思い、新品でもう1セット買うことにしました。

付いてきた応募券のコードをネットで入力するのですが、一度住所や名前を記入すると、2枚目以降は同一人物ということで本人情報を省略して応募ができました。

これに関しても「当選確率をあげるためには、応募券の枚数分それぞれ別の人物として応募した方が確率あがるのではないか」とちょっと不安になっていました。

まぁ冷静に考えると、むしろ同一人物で応募数が多い方が「この人たくさん課金してくれたんだな」ということで当選確率が上がる仕組みになってるんだとは思いますが、とにかく絶対会いたかった僕は架空の人物を作り出すか非常に悩みました。

最終的には住所や電話番号の記載がめんどくさすぎて、全部僕本人ということで応募し、後日当選ハガキが自宅に届きました。

正直めちゃめちゃ嬉しかったし、Twitterで自慢しまくりました。

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さて、サイン会は秋葉原の中心にある大きなビルで行われたのですが、とりあえず前日からテンション高めで、当日も丸戸作品の楽曲を聞いてドキドキしながら向かいました。

古いのアカウントのツイートですが、サイン会当日の様子。テンション高すぎてだいぶ気持ち悪いですね…

サインの時に話したいことを沢山考えてたんですが、いよいよサイン会直前になってだいぶ緊張が高まってきたので、「こりゃ本人前にしたら何も喋れねぇや…」と思い、質問1つに絞ることにしました。

いよいよ列形成が始まって、印象に残るとしたら前の方と後ろの方どっちかなぁなんて考えながら、結局早く話してみたかったので前の方に並びました。後から振り返ってみると、前の人の会話とか聞けるので15~20番目くらいに並ぶのが一番良かったのかなと思ってます。

さて実際にサイン会が始まると、1人1分くらい話せて、思ったよりは時間作ってくれたなぁという印象です。僕はというと、丸おじが入ってきた瞬間から緊張が最高潮に達して、同時に初めて顔をみられたことにただただ感動してました。

順番待ちの間も緊張でガクブルだったのですが、自分の番が回ってきて、ずっと聞いてみたかった質問を何とかぶつけてみました。

その時の実際の会話がこちらです。

そう、僕は素晴らしい作品を生み出したこの人が、どんな作品を素晴らしいと思ってるのか知りたかったのです。求めてた回答は来なかったけど、面白かったのでまぁいいか、むしろずっと会ってみたかった人に会えた、やっと顔を見れたという感動の方が大きかったです。

「あぁ、この人に人生を変えられたんだなぁ…」

プラス感情でもマイナス感情でもなく、純粋にその事実を噛み締めてました。人生で大きな影響を受けた人なのにどんな人か知らなくて、長い時を経てやっと会えた!という経験なかなか無いと思います。

丸おじがどんな風貌だったかは、ネットに顔出ししてない人なので詳細控えますが、気になる人はDMしてください笑

ところで、総じて丸戸作品のファンは天邪鬼が多く、好きすぎて文句ばっかりいって、でもやっぱりめっちゃ好き、というひとが多いです。(ついでに言うと、丸戸作品の登場キャラにもそういう人多いです。)

最たる例はこちら。丸戸作品のレビューコメントなのですが、言ってることとつけてる点数が真逆すぎて、「あぁ…よくいるタイプの丸戸ファンだ」って感じになります笑

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今回のタイトル「人生狂わした」の部分も、ちょっとキツめの単語チョイスなのですがそういうめんどくさい丸戸ファン感を出してみました。

まぁそんな感じで、人生に多大な影響を与えた張本人に7年越しに会ってみて、人生でもかなり珍しい感動を味わえて楽しかった!というお話でした!!

ちなみに丸おじとは初めて会って以降、約1年以内に3回も会うことになります…

次回に続く!

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