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同性と仲良くなれない

私の人生に陰りが出始めたのは小学校中学年~高学年ぐらいからだろうか。
それまではどちらかというと人気者の陽キャだったと思う。
昔のことすぎて明るかった時代の感覚は忘れてしまった。

私は体の成長が早いほうで生理が始まるのも早かった。確か小4だったと思う。誰よりも早かったと思う。みんなには内緒にしていたけど親同士の会話とかで密かにバレてたかもしれないが。
それまで自分の性というものを意識してこなかったし生理なんて自分には無関係だと思っていた(そんなわけないけど)。
だから生理が始まったときはちょっとショックだった。女であることをなぜか認めたくない自分がいた。

小さい頃は体を動かすことが好きだったし友達がいじめられていたら年上相手に喧嘩もするほど活発だった。
そういうのもあって男でも女でもない自分という特別な生き物だと本気で思っていた。なんなら魂が宿っているのは自分だけで、他のやつらはゲームで言うNPCで見せかけの人間みたいな。

でも体が成長するにつれ自分が女であることを嫌でも受け入れなければいけなかった。
まだ小学生なのにブラをつけないといけないのも恥ずかしかった。みんながどうしてるのかも知らなかったし聞けなかったけどまわりは子どものままなのに自分だけが子どもから女に変わるのが嫌だった。

体の変化に伴い心も大人に変化するのが早かったかもしれない。
自分以外みんな子どもでなんか環境が自分に合ってないなと感じながら学校生活を送っていた。

小学校高学年にもなると男女で一緒に遊ぶことは減っていき、男子、女子で別々に固まって遊ぶ感じになっていく。自然と。
私はたぶんそれがうまくできなかったんだと思う。そのときの気持ちを思い出すことができないけどそうなんだろう。
女子だけで集まり男子を排除するみたいなのが意味が分からなかったし女子グループの『私たちはみんな同じ』みたいなのがよくわからなかった。今でもよくわからない。
あくまで私から見た女子特有の雰囲気はほんとに『私たちはみんな同じ』。これに尽きる。
みんな同じ考えで同じものが好きで一緒になんでも行動する。一人が言い出したことは全員が共感するみたいな。

女子は群れで行動する。私は群れに入らなかった。
そういうふうにしていたら友達がいなくなっていた。
ひとりを自ら選択していたけど、ずーと一人だとやっぱり孤独を感じる。
ひとりでいることは楽だし全然平気だったけどひとりで行動しているのを見られるのはプライドが傷ついた。
大人(先生)から見てもひとりで行動する私は仲間外れにされているように見えていたかもしれない。私は勝手に被害者になっていた雰囲気があった。それも辛かった。
だからといってもう孤独になってしまった身で今更みんなの輪には入れなかった。この時の気持ちは誰にも話したことがないしコンプレックスすぎて話せない。
辛くて小学生にして自殺を考えていたぐらいだった。
枕に顔を押し付けて窒息死しようと行動に移った。が、苦しくて辛くて泣いた。毎日憂鬱な気分で学校に行っていた。

心が不健康だといろいろ弊害が出るのか勉強も運動も苦手になっていった。それまでは優等生でなんでも一番だったのに。
しかも自分で自分の髪の毛を抜く癖がついていて気づいたら禿げていた。
数年後にテレビで知ったけど抜毛症という病気があるようだ。
禿げを指摘されてやばいと思ってすぐ癖を辞めれたのはよかったけど、今でもまつ毛、眉毛、爪、爪周辺の皮をむしる癖はやめられていない。
今思い出したけど眉毛全抜きした記憶もある。これも小学生のときだったかな?

こんな感じで過ごしていたら同性(女性)との接し方が分からなくなってしまった。逆に男子は孤独な私をみんなで受け入れてくれた。
それは嬉しかったけどそれがさらに同性ウケを悪くしてたと思う。
私はまたしても自分がひとりを選択したがために自分の首を絞める状況を作り出してしまった。これじゃあ男好きみたいじゃない。

大人になった今でも女性の輪の中に入れない。
女性ってほんとに輪の形になって喋るからまじで入れない。私が近くに来てもあいさつもしてくれない(笑)まあ、私からあいさつすれば何割かの人はあいさつしてくれるけど。
だからしょうがないから結局女性よりはそういうのがない男性のほうがどうしても好きになる。職場で仲良くなるのもやっぱり男性が多い。

それと女性は嫌いな人がいてもほんとに仲いい雰囲気を出す才能がある。私に対しては出してくれないけど(笑)というか私の場合嫌われる以前に空気的な存在だと思うが・・。
それでいてその人がいなくなれば悪口大会。中高生のころは休み時間のたびにいない人の悪口だらけ。陰口は正直私も言ってしまうことがあるので気持ちはわかるんだけど仲いいふりするのだけは本当に意味が分からない。
こんなことされたら誰のことも信用できなくなっちゃう。

私はひとりを選択した結果、女の嫌な部分を再認識してさらに群れるのを嫌がり、孤独になり、自信を失った。
周りとなじむ努力は正直してこなかった。なので当然の結果ではある。
でも嫌なもんは嫌だし同類になりたくない。
全女性がこんなんだとは思っていないけど、自ら孤独を選択する女性はあまりいないので仲間はなかなか見つからない。
ただ、こんな私でも仲良くしてくれた友達はわずかに存在した。
全然連絡とってないし忘れられちゃってるかもしれないけどそういう人たちのことは大事にしていきたい。心の中だけでも。

女性に対していろいろ書いたけど、何も敵は女性だけではなく、下心オンリーで近づく男もだ。というか下心オンリーで近づく男のほうが真の敵だ。女性は共感さえしてくれればその時点で強い味方になってくれる。男とはそういう部分ではどうしても分かり合えない。

とにかく好意的に接してくれる人のことは男女関係なく大事にしていきたい。自信がないゆえに人を拒絶してしまう部分があるのでそこは努力して直していきたい。


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