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【体験談】非デザイナーがCanva等のデザインツールを駆使して結婚式のペーパーアイテム作りを頑張ってみた話

こんにちは!こんばんは!
だいぶご無沙汰してます。

今年は月1でnote書いてアウトプットの練習するぞー!
と意気込んで早2月。
時間が経つのははやいですね(白目)
次の記事はもう少し早いこと出せるように頑張ります…。

今回はタイトルの通り、
非デザイナーの私が結婚式に向けて四苦八苦しながら
色々ペーパーアイテムを作ったよという話です。

式場を色々と見始めたり、インスタで情報を未漁り始めた人はピンとくるかもしれませんが、ペーパーアイテムは自前で用意できるもの(コストカットできるもの)として筆頭に挙がります。

故にいろんな人がいろんなやり方で工夫をしている部分になるのですが、
やってみるとまあ大変。

「ペーパーアイテム自分で用意できるのかな?」
「どんな感じでやればいいかわからない」
「Canvaに興味があって使ってみたい」
そんな悩みを持っている方に一読して欲しい記事になっているので、
参考にしていただけたらとても嬉しいです。

ペーパーアイテムを自作することになったきっかけ

元々、ペーパーアイテムは外注予定だった

ラクして準備したかったんです。心では。
ただ、自作する場合と外注する場合との金額を試算してみるとびっくり!
意外と価格差があることに気づきました。

外注:500円×55人=27,500円
自作:300円×55人=16,550円
比べてみると、約11,000円も差額が・・・。

結婚式の見積を見ていると感覚がバグってくるので
少額に感じるかもしれませんが、我々としては少なくない金額でした。

また、外注業者のテンプレラインナップでしっくりくるものがなかったことも理由の一つでした。

デザインツールとか全然使ったことないですけど・・・

と不安を持ちながら色々自作方法を検索。。。
調べていく中で、Canvaというツールが流行り出しているのをXで見かけ
試しに使ってみることにしました。

ペーパーアイテムを用意する手段は大まかに3つ:「式場におまかせ」「(式場ではない)業者に外注」「自作」

ペーパーアイテム作成にはいくつか方法があり、大まかに3つあります。
筆者が調べた限りの相場は以下の通り。

式場お任せ:1,000円〜2,000円
業者外注 :500円〜1,000円
自作   :250円
※「席札・席次表・メニュー表・プロフィールブック」1式あたりのコスト
 招待状はWebにしたので、今回の範囲から省きます。

ざっくりおすすめとしては、
招待人数少なめ&こだわり強めな人 → 自作
招待人数多め&こだわりない人 → 外注
がいいんじゃないかな〜と思います。

お金に余裕のある方は、素直に式場に任せると良いです。
式場側が用意しているシステムに乗っかれたりするので準備が便利。
サポートもしっかりしてますし。

※ちなみに、私たちの式の招待人数は55名で中規模くらいです。

使ったツールの紹介

1つめ|「Canva」

Canvaは、オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。61万点ものテンプレートと、1億点の素材(写真、動画、イラスト、音楽)があり、ドラッグ&ドロップの簡単操作で誰でも簡単にあらゆるデザインを作成できます。パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットでも使えます。Canvaで作成したデザインを数クリックで印刷注文できる「Canvaプリント」と呼ばれる印刷サービスも提供しています。

Canva公式サイト|https://www.canva.com/ja_jp/learn/easytodesign/

初心者向けのデザインツールで、AdobeのPhotoshopやillusutratorを触ったことないぞという方でも比較的理解しやすいような操作性になっています。
小1~2時間遊びながら使っていればなんとなく要領はつかめてくることでしょう。
基本的に利用は無料です。フリーミアムってやつ。

2つめ|Google系のサービス「Google Slide」「Google Spreadsheet」「Google Photo」

Google Slideは、PowerPointのようなものと思ってください。
SpreadsheetはExcelにあたります。
オンラインで更新ができ、同時編集が可能で便利なため採用しました。

Google PhotoはGoogle系サービスや外部サービスとの連携が取りやすいため採用しました。
これらはGoogleアカウントを持っていれば基本無料で使えます(はず)。

3つめ|「EPSONのプリンター(機種名わすれた)」

懇意にしている印刷会社さんは残念ながらいなかったので、自宅で印刷。
プリンターは妻のご両親から運良くお借りできました。

制作過程

ペーパーアイテムを作るとき、気に入ったデザインやテンプレートを真似して作るのもいいのでしょう。

ただ、私は式全体のテーマやコンセプトや会場の雰囲気など
総合的にみてマッチするようなものを作りたいと思い
以下の手順を踏んで作成を進めました。

  1. 結婚式のコンセプト策定

  2. コンセプト→方向性に落とし込む

  3. 構成アイデア+ラフ案作成

  4. デザイン作成

  5. 妻の監修・修正数回

  6. 校正〜校了

  7. 印刷

(1)結婚式のコンセプト策定

「おいおい、ペーパーアイテムの話じゃないじゃん」
そう思ったあなた。

ごめんなさい。でもここが一番大事なんです。

結婚式のコンセプトを決めないままあれこれと進めてしまうと
その時々いいと思ったものに心惹かれるため、
判断基準が都度変わり、用意するものがバラバラになります。
(結婚式場のプランナーさんが魅力的な提案をしてくれるので余計に。)

会場側にお任せしすぎず、自分たちで式の世界観を考え続けることで、
全体が見えている状態で意思決定ができます。

上記の考え方を基に妻と話しあい、
以下の結婚式のコンセプトを決めました。

Google Spreadsheetで妻とファイルを共有しながら話し合い

結婚式におけるコンセプトとは、すなわち「どんな結婚式にしたいか」。

私たちのコンセプトは、来てくれるゲストにワクワクしてもらいたい!でした。

そのコンセプトを実現するためには、オリジナリティが重要と考えたため、ペーパーアイテムにもこの観点を取り入れられるようにしました。

※なお、式場選びにおいてもオリジナリティに重きを置いています。
(どんなふうに選んだかは、後日別のnoteで話します)

(2)コンセプト→方向性に落とし込む

では、ワクワクはどのようにして生まれるのか?
正直すごく悩みました。

謎解きのように各所に伏線を散りばめて、途中途中で回収。
最後はコンフィデンス・マンのような大どんでん返しが待っている展開?

会場装花やテーブルクロス・ランナー、ナプキン、衣装、ペーパー類・小物の色味を統一させ、一体感のある会場設計?

会場に到着した瞬間から冒険が始まるようなRPGライクな体験?

ゲストがひとつひとつ参加できるような企画中心の設計?

どれもこれも考えているとアイデアが膨らみ、採用したくなってしましたが
最終的には、ゲストが主体的に参加できるような企画中心の式にする方向性にしました。

ゲストに主体的に参加してもらうことで、ワクワク感が強くなり、
思い出に残りやすいんじゃないかと考えたからです。

(3)構成アイデア+ラフ案作成

ゲストが自ら参加できるペーパーアイテム??????

我々はここで迷走します。
友人の式に参加した経験でも、ネットを調べてみても
そんなアイテムは聞いたことがありません。

わからなくなった私は、とりあえずCanvaのテンプレートを見始めました。
何かアイデアが得られるかもしれませんからね。

ちなみにCanvaでは、世界中のユーザーが作ったデザインデータが公開されており、テンプレートとして使ってOKなものは、そのまま引用できます。

そんなにこだわらないなら、既存のものをそのまま流用してもいいし、
気になるところをちょっと変えるだけでも完成できちゃいます。

ただ、どのテンプレもしっくりこない・・・。

席札、席次表、メニュー表、プロフィールブックの4点が
基本のペーパーアイテム類。

Canvaのテンプレートは、似たようなデザインはあっても
よく見るとテイストがバラバラになるのが気になり、
そのままは使えないと悶々とする日々でした。

何か統一感のでる良い方法はないか、、、
と思っていたところ、たまたま雑誌風のデザインを見つけ「これだ!!」と直感。

勢いそのままに、一晩でページネーションとラフ案を作成しました。

[ページネーションとラフ案]
表紙
プログラム
食事メニュー
席次表
ゲスト参加系コンテンツ(何か)
裏表紙

(4)デザイン作成→(5)妻の監修・修正数回

残念ながら作成過程のデータは残っていないのですが、
アートディレクター妻のレビューを5〜6回重ねた結果、
完成したのがこちら↓

全8ページの冊子レイアウト

※個人情報は出せないので、各所ダミーに差し替えました。
 ご了承ください。

肝心の参加型企画は、ちょうど画像左下部分。

[企画1]
Web招待状でゲストに思い出の写真を提供してもらい、
ギャラリーとして載せる欄を作成

[企画2]
当日沢山写真を撮って思い出を残して欲しかったので
Googleフォトの公開フォルダを作成し、
撮影した側からアップできるようにアップ先のQRコードを掲載。
(式中・式後も他の参加者がアップした写真を楽しめる)

見開きページに2つも企画を入れることができたのは、
他でもないアートディレクター妻の助言のおかげです。頭が上がりません。

(6)校正〜校了

さあ、8ページもあると確認が大変です。
誤字脱字は許されません。

ペーパーアイテムを作成している間にも、式のプログラムに変更が走ったり、ゲストの出欠が集まり出してテーブル構成を変えることになったり…。

おおよそ全ての情報が固まりきるタイミング(大体式の1ヶ月前くらい)に
最終的な情報を入れ、校正を始めると良いと思います。

また、自作するとなると「式場側で文字校正できません」と言われることもあるらしいです。
気になるようであれば、契約前に聞いておきましょう。

我々の選んだ会場では校正対応してくれましたが、
パートナーと二人で、ゲストの名前や会場、時間、ふりがなとか印刷前に2〜3回は念入りにチェックすることをおすすめします。

(7)印刷

Canvaから出したデータをそのまま印刷したわけではなく、
めくった時に正しい位置に来るようにGoogleSlideで冊子用に配置し、PDF化したものを印刷しました。

印刷時に気をつけた設定は以下です。
・縁無し印刷(紙の隅から隅まで塗りたい)
・20~30部刷ったら一度インククリーニング
・印刷面を間違えないように確認
全インク1回使い切るくらい結構部数を刷りましたが、実費は後ほど。

また、紙選びにも少しだけこだわりました。

選んだ式場は歴史があり、レトロさを残しつつもシックな要素もある雰囲気だったので、上質さが伝わるような用紙にしたい!
という気持ちがあったためです。

最初はEPSON純正のフォトマット紙で印刷。
トラップだったのは裏表で印刷のくっきりさ加減が違ったことでした…。(何度逆に印刷したことか)
表面の質感は非常によく、イメージとも合致していましたが、
裏表で質感や表現が違うのは今回合わないなーと思い
別の用紙を探すことにしました。

次に選んだのはEPSON純正のスーパーファイン紙
最終的にこれにしました。
両面で質感に差が出ない割に、
程よく上質な質感が出てコスパが良かったためです。

なお、中綴じ印刷はできないプリンターだったので、
ゴム紐でまとめて冊子としました。(Amazonで調達)
これも式のコンセプトに合うようゴールドを選びました。

かかった費用

ツール利用料は0円で、プリンターも拝借できたので
かかったのはインク代と用紙代だけです。
替えのインク代:9,000円
印刷用紙   :7,000円
合計     :16,000円

制作期間

ざっと2ヶ月かかりました。
ゲストが確定するまで席次表が完成しない&テーブル構成の編集が必要なので、最後になってから触れば良かった・・・と反省しています。

席札が抜けているけど、どうしたの?

これは当初から妻が「全員分の似顔絵を描く!!!!」
と言って意気込んでいたのでお任せしました。

結果、ハイクオリティな席札が完成。それがこちら↓

実際に席に配置した席札(ゲスト3枚分)

表面中央に似顔絵を配置し、下にローマ字フルネームを記載。
フォントも披露宴会場や式のコンセプトとマッチするよう、留意して選びました。
また、席札の端には金色ラメ(爪用)を塗ってゴージャスに。

真似する場合の注意点

思っている3倍くらい手間と時間がかかります。
私のようにゼロから作るなら、少なくとも2ヶ月は制作期間を確保した方がいいと思います。
テンプレ流用で良いならもっと早くできるのでその限りではありません。

Canvaのテンプレート公開しました

今日紹介したペーパーアイテムのデザインは
Canvaテンプレートとして公開しています。

もし似たような「雑誌風で作りたい!」という方がいれば
ぜひ参考にしていただければと思います。

テンプレートリンク(Canva)

最後に

最後まで記事を読んでくださってありがとうございました。
本稿がどこかのご夫婦のお役に立ちますように!

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