見出し画像

競争、競争、競争?

世の中は競争だとつくづく感じます。

例えば受験、スポーツ、出世競争などなど...
どこを探して競争ばかりだと思います。

僕自身も"競争"の呪縛に生まれてからの約20年の間、囚われ続けてきました。

きっとこのnoteを読んでくださっているあなたも、この競争社会にとらわれてきたという人は多いのではないでしょうか?

そこで今回は僕の過去のエピソードから、競争について私たちはどう向き合えばいいのか考えていきたいと思います。

競争心を植え付けられた中学、高校時代

私は中学の塾と高校の部活により、競争することを植え付けられ(?)ました。

塾では毎回小テストの点数が張り出され、クラス分けもテストの点数によって行われていました。
ちなみに僕は一番上のSクラスを目指して頑張っていました。

本当に毎日が競争競争で、いつしか志望校決めも周りの人たちより
偏差値が高い学校に行きたいと思うようになります。
(結局第一志望には落ちてしまったんですが...)

高校に進学

そして高校生になっても競争の毎日は続きました。

僕は剣道部に所属していたのですが、そこが全国を目指すような強豪校だったんです。(私立の高校あるある)

毎日がレギュラー争い、そしてやっと部内戦に勝ったと思えば、選手は大会に出て優勝を目指す。

まあ僕はレギュラーになれなかったので、勉強面の方で一番になれと中学時代と似たような感じでしたが...

どちらにしよ、誰かに勝って上を目指していこう主義は変わりませんでした。

このエピソードたちからも、僕が競争を意識しまくっていた学生時代を送っていたことが分かります。

華の大学生に!

そんな僕も時間が経てば、華の大学生!
一体どんな楽しい生活が待っているのやら!と胸を踊らせます。

ふと、
「せっかく新生活が始まるから目標を建てよう」
と思い、当時の僕はこんな目標を建てました。

大学の学科内で一番の成績をとる!!

......は??

読者さん全員ドン引きの目標を僕は掲げてしまっていました。

大学生なんだから、バイトとか恋愛とか趣味とかもっと他にやることたくさんあっただろ!と思いますよね。

しかし今まで競争をすることでしか自分の価値を出せなかった僕は、
こんな的外れの目標を建ててしまったんですね。

しかし時が経ち、転機が訪れます。
そうコロナです。

コロナの影響によって、春休みは延長され、講義はオンライン授業となりました。
外にも出れないため、家にいる時間が格段に多くなりました。
そこで自分の将来についてちょっと考えてみようと思ったんです。

今まで、塾でもSクラスを、部活でも県で一番に、大学でも学科で一番
成績を目指してきたけど、本当にそれでいいのか...?

このままいくと、就職活動も有名な企業に入ることを目指し、入社しても出世を目指し、今度は幹部を目指すことになるでしょう。

しかしその後になにが残るんだ?

究極、死ぬ間際になって良い人生を送れたと思えるのか?

そう僕は本気で考えました。
その結果、やっぱり違うという結論に至りました。

その日から僕は競争することを辞めることを決意します。


「競争から逃げては、中途半端なダメ人間になってしまわない?」

このように思われた方もいらっしゃると思います。
でも僕は競争を辞めたからといって、毎日グーたら過ごすと言ってるわけではありません。

僕はその日から評価基準を他人ではなく、自分にしたのです。

今まで他人を基準に競争し、他人から良い評価を貰おうとしていました。

だから競争して勝ったとしても、また一人凄いやつが出てきて劣等感を感じることになっていたのです。

そして評価基準を他人していると、仮に目標を達成したとしても、
「これは自分の人生を歩んでいるのか?」と、

いつか凄く虚しさを感じるときが来るだろうなと思ったのです。

そして目標を達成してしまったら燃え尽き症候群にもなってしまうなと思ったんです。

ところが評価基準が自分になったらどうでしょう。

周りがどうだからとか関係なく、昨日の自分より成長できたかどうかが大切になってきます。

これは一生終わることはないし、なにより自分で自分の人生を作っていっていけます。

周りと比べて自分はできていないとか、あの人より凄くなりたいと思って、肩の荷が重くなってしまっている人は、ぜひこの考え方をしてみてはいかがでしょうか。

他人と競争するのではなく、自分との闘いを続けていく。

その瞬間からあなたは自分の人生を歩み始めるのではないでしょうか。


この記事が参加している募集

おつまみを食べるのが好きです。もしサポートを頂ければやる気が倍増します!!