見出し画像

あれも薔薇、これも薔薇

こんにちは。秋田由利本荘市でごてんまりわを作っています〈ゆりてまり〉です。

由利本荘市と秋田市で、月毎にテーマの違うミニごてんまり教室を開催しています。
今月のテーマは〈薔薇〉です。

〈薔薇〉のまりで使う手法は、「升かがり」と言います。
薔薇はやり方を一つ覚えたら、色を変えるだけでいろいろなイメージを作ることが出来ます。
こんなのもできるんですよ、と見本をいくつか出して説明していたところ、とあるお客様から「どれが一番難しいんですか」と聞かれました。

どれが一番難しいんですか、と聞かれても‥‥

作り方は全部同じなんですよ。

色が違うだけ。
それでもあえて「一番難しい」のを選ぶとしたら、左下の黒い薔薇です。
黒い地巻きに黒い糸でかがるので、ほぼ見えません。
薔薇は一色だけでも十分綺麗なまりができます。
この黒と白の薔薇もなかなか人気でした。

ミニごてんまり教室で作るまりは、同系色で淡色・中間・濃い色とグラデーションにし、間に白を挟んでいます。
すると、まるで内側からふわっと色づいたかのような印象の薔薇が作れます。
このグラデーションの薔薇は、色を何種類か試しました。

黄色は白との堺が曖昧になってしまい、イマイチでした。
反対に、赤は白とのグラデーションが難しくて苦労しました。
ピンクと水色が一番良さそうだったので、今回はこの二つを教室のテーマにしました。

しかし同系色のグラデーションを使わなくても、素敵な薔薇のまりは作れます。
全然違う色をいくつか配置して、黒で区切ると、まるでステンドグラスのような印象のまりを作ることができます。

地色は濃いターコイズブルーです。
基本的にどんな色でもよいのですが、思いきりはっきりした色を組み合わせると、ステンドグラスっぽさが出ます。

こんなふうにいろいろお見せすると、皆さん興味深そうに見てくださいます。
どんな色を使ってもいいし、それだけで全然違う印象になるなんて、面白いですよね。
7月のミニごてんまり教室は、あと1回(30日の火曜、カダーレ)残っています。
作ってみたい方は、ぜひ遊びに来てくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?