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ポリエステルの良いとこ悪いとこ【ファッション】

こんにちは。アキスケです。

今回はポリエステル素材について書いています。
ポリエステル素材の衣類というと軽くて丈夫で濡れても乾きやすくて、いまの季節にとても役に立つ素材特性を持っています。けれどもやっぱりモノには何でもメリットデメリットがあります。

特にメリットのほうだけ知って後からデメリットに気付いたりすると、ギャップを感じるのでけっこうショックが大きかったりします。そういうこともあるので良いところもそうでないところも予め分かっておくことは大切です。


ポリエステルは石油や天然ガスを原料にした合成繊維です。
ぼくたちが洋服として使うにあたってメリットに感じるところは主に以下です。

・軽い
・繊維が丈夫、型崩れしにくい
・しわになりにくい
・乾きやすい
・石油原料のため虫がつきにくい

冒頭にも書きましたけれど「乾きやすい」ところなんかは湿気の多い今の季節にとても助かります。あと型崩れしにくくお手入れが楽なので脱いだ服は畳まずについポイッとしちゃう、という方にもありがたい素材です。(ぼくもついやっちゃう時があります。。。)


いっぽうで以下のようなデメリットもあります。

・静電気を帯びやすい
・毛羽立ち、毛玉になる
・熱に弱い(直でアイロンすると溶ける)
・においや汚れを吸着しやすい
・ささくれで触ると生地がつることがある

意外と知られていないのが「毛羽立ち、毛玉になる」ところではないでしょうか。リュックを背負う人だと脇の下あたりの肩ひもと擦れて毛羽立ちになったりしやすいです。それをそのまま放置すると毛玉になります。
ウール素材で発生する毛玉と違ってポリエステルは繊維が丈夫なので、1回できると除去するのが難しくて厄介です。

ポリエステルが「毛羽立ち、毛玉になる」ことは静電気を起こしやすいところとも関係していて、ポリエステルは強いマイナスの帯電繊維です。そのためプラスの帯電のある素材との間に静電気を起こしがちです。そして発生した静電気が毛羽立ちや毛玉の原因になります。

予防策として洗濯のときに柔軟剤を使用すると表面が滑らかになって、静電気や毛羽立ちが起きにくくなります。

このあたりのデメリットはお買い物をする場所では、当たり前ですけど大きく書かれていたりしません。タグに小さく書いてあることがほどんどです。
買い物をする側としては隅々まで見て買うことはあんまりないですから、普段から素材特徴を知っておくことが大切だと思っています。


おわりに

ポリエステルは基本的には丈夫で取り扱いがしやすいく、天然素材に比べると安価な場合が多いので、買いやすくもあります。
今やぼくたちの生活になくてはならない素材ではありますけれど、万能ではないです。メリットデメリット、特にデメリットのところは意識から抜け落ちがちになることがあるので覚えおいて日々の生活に活かしていきましょう。

それでは、また。

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