見出し画像

無人の古着屋さんが話題です【セルフルギ】

こんにちは。アキスケです。

洋服屋さんには店員さんがいるものです。
しかし、最近登場した古着屋さんには
無人で営業しているお店があるらしいのです。

セルフルギ」というその古着販売店、
なんでも開店から1ヶ月で黒字化に成功したとか…!

どうやって売上がたつんだろう?

販売員をしたことがある人ならば
接客をした時としない時では
前者のほうが売上が多くなることは
知っていると思います。

かくいう僕は、
接客はするのもされるのも苦手ですけど、
接客と売上の関係としては
仕方ないけどそういうものだろう思っていたので
この古着屋さんのスタイルが気になっています。

なぜうまくいっているか、結論としては

時代のニーズを掴んでいる
接客を必要としない商品ラインナップ
日本人の心理を活かした店舗の仕組み

であると考えます。
以下でもう少し考察していきます。

古着市場は世界的に見ても伸び率が高く、
5年後には市場規模が倍増する
、というレポートが
アメリカの企業から発表されていますから
ビジネスの観点でも注目です。

※今回のセルフルギさんを知ったきっかけは
3週間くらい前のFASHIONSNAP.COMさんの
記事ですのでこちらも併せてご覧ください


時代のニーズをつかんでいる

好調の理由は時代の流れとマッチしてることです
それはつまり

・コロナによる非対面、非接触
・衣料品の廃棄削減につながる(持続可能性)
・安価(セルフルギは1点500円~5,000円くらい)

上記をつかんでいることがポイントです


接客を必要としない商品ラインナップ

高級品やこだわりの強いものを取り扱うのなら
その特別感を伝える人が必要です。

10,000円のTシャツは
それが10,000円の価値があることを伝えないと
なかなか売れないですし、買う方も買わないです。

いっぽうで1,000円のTシャツは
特別な価値なんてあってもなくても良い。
可愛くてサイズが合えばそれでOK、
仮に失敗しても安いからダメージ軽いし!
という人がほとんどのはず。

「セルフルギ」さんの価格帯は
1点500円~5,000円くらいらしいので
まさに上記のノリで買えるので
わざわざ店員さんを置いて接客をする
必要がない、ということです。

むしろ店員さんを置くと
人件費がかさんで、収支を圧迫してしまいます。

ちなみに、全くの無人ではなく
品出しや掃除などのため、
週に5時間程度はスタッフが店舗にいるようです。


日本人の心理を活かした店舗の仕組み

でも盗まれたりしない?みんなお金払うの?

当然の疑問ですけれど
記事によれば吉祥寺のお店ではこれまで
盗難はゼロとのことです。

もちろん店舗に防犯対策はしてあるそうです。
防犯カメラ、店舗の中が外から見えるつくりに
していること。また、隣接店に有料で
監視もしてもらっているそうです。

それらに加えて 個人的には
知らない人同士が意識せずに監視しあう作用が
働いている社会だから盗難が発生しにくい
と考えます。

僕らは他人の目があるために
どう見てもしばらく車が来ないのが明らかな
横断歩道を青信号まで待ったり、

あるいは、どんなに自分の家が汚くとも
外でゴミのポイ捨てはしませんよね。

それらの良い悪いはここでは置いといて
日本人に強いとされる「恥の文化」が
この無人の古着屋さんでも作用して
盗難が発生しにくくなっているのではないでしょうか。


おわりに

というわけで、ここまで
ちょっと話題の無人の古着屋さん【セルフルギ】
について書いてきました。

好調の要因をまとめると

時代のニーズを掴んでいる
接客を必要としない商品ラインナップ
日本人の心理を活かした店舗の仕組み

以上がうまく絡んでいることです。

古着市場の拡大傾向も後押ししていますし
ネットで買い物をする、つまり接客を経ず
購入する人も年々多くなっているので
今後の展開に注目したいですね。

【セルフルギ】さんは池袋や吉祥寺、関西は
大阪にも店舗があるようなので気になる方は
行ってみてください。

池袋店はネット販売もしているみたいです。

今回は以上です。それでは、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?