【2024/01/15 こぎん痛、でもしあわせな痛み】
青森大好きな私。
1回目の旅の時から視界に入っては静かに興奮していて、2回目の旅でついにグッズを購入してしまい、旅から戻って東京でそれのワークショップや教室を探し始めてしまったもの…それは「こぎん刺し」
そして今日は、初めてこぎん刺しに挑戦した。
神楽坂の「にっぽんてならい堂」で青森から産直で来てくださる、三つ豆の工藤夕子先生のワークショップに参加した。
左利きだとできないかな?と思ったけど、右手でやっても折り返しで布をひっくり返して刺繍するので、あまり聞き手は関係ないようだ。自由にやらせてもらえて、楽しかった。やっぱり、一段増すごとに模様が浮かび上がってくる系の手仕事はたまらない。
しかし、しかししかし!布の渡糸一目一目に刺していくのだが、見えない!
見えてるけど、目が数えられない。ここ一年は編み物もしていなかったので、今日の2時間で1年分、いやそれ以上の眼力を使ってしまった気がする。
帰宅して、怒涛の晩御飯作りを終えたら、頭と首が痛くなり始めた。晩御飯の時に家族にこぎん刺しが楽しかったことと、縫い方は運針でシンプルだけど、目が見えづらくて難しいという苦労話をしたら、夫が「いいものがある」と何か自室に取りに行った。
照明付き拡大鏡だった。
「えー、こんなの使っても布の性質で目が見えづらいんだから変わらないよー」と言いつつ試してみると…「くっきり」見えた。いやーもうびっくりするくらい「くっきり」見えた。2回言っても足りないくらいに。
なんの迷いもなく刺すべき目がわかる。道具って大事だな。
そして私はやっぱり目弱ってきてることを実感。天然のパーツだけでは難しいお年頃なのかな。
「見えるー見えるー」と興奮しながら、ワークショップの宿題のこぎん刺しを終えたら、もう頭と目と首がキリキリ痛み始めた。痛い、痛い、でも満足!
こんな細かい作業で脳がスパークするほど嬉しいとは、編み物も模様編み間違えたらスパッと身頃全部解くの平気になったし、とんだ、マゾ資質である。
マゾ願望をたっぷり満たしてくれるこぎん刺し。こういうふうに言うと、怒られそうだけどね。
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