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チケットセールスの苦悩。アメリカスポーツビジネス ~Minor League Baseball~

いつも私のブログを読んでいただきありがとうございます。

前回まではタルサドリラーズの仕事が決まるまでの話をしました。

今回はドリラーズでの仕事の内容や私が経験したことを紹介したいと思います。

まずは少しだけチームの紹介をしたいと思います。ドリラーズはドジャース傘下のダブルAのチームでオクラホマ州のタルサ市にあるマイナーリーグの野球チームです。多くのドジャースの選手たちはドリラーズでプレーしていました。最近だとコーディー ベンリンジャーやコリー シーガーなども所属していたチームです。

前にも少し仕事内容は紹介したと思いますが、チケットセールス!ポジション名の通り、チケットを売る仕事です。

チケットを売ると言ってチケット一枚ずつ売っていくのではなく、シーズンチケットにもいろんな種類があり、フルシーズン(70ゲーム)ハーフシーズン(35ゲーム)ウィーキャンド プラン(21試合)ファイヤーワーク プラン(14試合)、7ゲームプランと試合数によって分けられています。それぞれ使い方や来れる試合数も違うのでこのように6種類に分けられています。

私はこのチケットプラン意外にもスイートルームなどのグループエリアのチケットも売っていまいした。このようなグループエリアは必ず飲食が込みになっていますので、わざわざコンコースでホットドックなどを買うのに待たずにすぐ食べれますし、料理の質もコンコースで売られている食べ物よりも美味しいです。

最初の1週間はセールスの心構えや電話でどのように話せば多くの人が会話を聞いてくれるかのトレーニングがありました。しかしいきなり電話でチケットプランを売ろうとしても、そんなに簡単ではありません。日本語でのセールス自体も難しいのにましてや英語ではかなり難しいです。

最初の2ヶ月間は全く売れずでした。私の話に興味を示し、また次電話するときに買うか決めるよ!とか言ってくれる人が結構いましたが、次電話した時には出てくれないことが90パーセントくらいでした。電話に出てくれたとしてもやっぱり今回は大丈夫ですということがほとんど。電話だけでのセールスの難しさを実感しました。

2019年の10月からセールスの仕事が始まりましたが、ようやく最初にチケットが売れたのは12月後半でした。運が良く2回目に電話した人が7ゲーム プランが2枚売れたのが最初でした。

そこからまた次売れるまでに時間がかかりました。一月からはビジネスへの電話も初めました。徐々にミーティングを電話で勝ち取ることができ、コカコーラの下請け会社にはフルシーズン4枚と小さな企業への7ゲームプランの2枚を売ることができました。

一番手応えがあって自信をもてたのは、タルサにいる日本人会に所属している人たちにグループチケットを売ることができたことです。自分のパッションを伝えると多くの人が助けようと動いてくれることを実感しました。実際、コロナでシーズンがなくなってしまったのが残念でしたが、いい経験になりました。

コロナで3月頃にはシーズンが延期になり、シーズン中止の文字がチラついてのでチケットが売れそうな雰囲気はなかったです。

そのままコロナは収まることなく、7月頃に解雇となりました。

今、現在、2021年になってもまだ次のチームが決まっていませんが根気強く多くのチームに応募し、面接をたくさん受けています。

今回はチケットセールスの経験を書いてみました。ドリラーズで経験したことを次のチームで早く活かしたいと思うこの頃です。

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