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①好きなことと得意なことは違ったりする


「あなたの好きなことはなんですか?」

「あなたの得意なことはなんですか?」

一見同じようで違うのがここなんですよね・・・

もちろん、同じなら最高ですよね。好きで得意だから苦じゃない。じゃ、それどんどんやっちゃってください!

しかし

「好きなことで生きる」
「好きを仕事にする」

という言葉が氾濫している今

せっかく好きなことが仕事になったのだから
「好き」だから、がんばらなければならない・・・
「好き」だから、投げ出してはいけない・・・

という考えでがんばっちゃうと苦行になってしまいます。これが、「好きなことを仕事にすると嫌いになってしまう」論に繋がるのではないかと私は思います。

実は私、これで失敗しております。

今じゃ苦手なこととして分類されているので、あんまり言いたくなかったのですが・・・白状しますと・・・私、20代の頃、歌の活動をしていたことがありました。

軽い気持ちで習い事として始めたゴスペル、私のちょっとした声がけからグループ結成→独立→営業活動となっていきました。
私なんでも人より早いので(遺伝子的にそういう特性を持っています)私たちの独立後、一気にゴスペルブームがやってきます。賞を受賞させていただいたり、神戸市の活動に呼ばれ、ストリートライブの常連、企業営業など、あれよあれよと活動の場が広がり仕事になっていきました。

最初は、歌うの大好き!「好き好き〜」というところから始まりましたが・・・どんどん仕事が増え忙しくなり、もっと高いレベルを求めだすと「好き」だったはずの歌も「ねばならない」に変わっていき、そもそも私、音楽の「お」の字もわかっていない・・・、ついていけない・・・、表現できない・・・ダメダメダメ・・・に変わっていきました。

そう、私は、音楽が「好き」なのですが、まったくもって「得意」ではなかったのです。

習い事としてやってる時は良かったんですよ「好き」だけで、しかし、得意じゃないことがお金をいただき仕事になっていき忙しくなってくると、楽しいではすまなくなってきます。本業を休んでも営業に行くこともありました。こうなってくると、もっともっと努力をしてもっと高みを目指して・・・となるのですが、得意じゃないから練習も辛い、得意じゃないから自分を責める・・・そしてそこから創り出せるものがない・・・楽しくない・・・辛い・・・
上手に歌えなくても自分を表現して生み出すことができれば良かったのですが、それがまったくできず終わらせてしまいました・・・


カフェが大好き〜と言う人がいたとしましょう。だからってカフェを仕事にする人ってどれくらいいるでしょう。
カフェが大好きでも、お茶を入れるのが得意か?ケーキを作るのが得意か?と聞かれたら、カフェでの時間が好きなだけで、作るのや提供するのは好きじゃないかもしれません。なら、カフェブロガーになるか?となっても文章を書くのは得意じゃないかもしれない。

私も音楽を聴くのは今も大好きです。が、歌うのは得意ではありませんでした。

でも、マッサージは受けるのもやることも大好きです。習っている時からセンスがあると言われ、実技もバッチリ合格。めちゃ得意だったのです。これに関してはセンスがあったと思います。(これも遺伝子に才能があるのです)だから練習も施術の仕事も、どれだけブラックに働こうが苦になりませんでした。「好き」過ぎて努力と感じないのです。

「好き」で「得意」

「好き」だから「努力」と感じない。

このキーワードがみなさんのヒントになるかもしれません!



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