病みからの脱出ー凄腕マッサージおじいちゃんとの出逢い

初めての病み、闇。

正直、この時の記憶が曖昧なんです・・・

退職してからどうやって暮らしていたのでしょう・・・しかも一人暮らし・・・

ー　だけどこんな時って側にいてくれる人がいるんです。当時の彼にたくさん助けてもらっていたのだと思います。

そして、どれくらい経った頃かも覚えていませんが、母が、難病や立てない人まで治す腕利きのマッサージ師さんの存在を聞いてきました。

当時の私は、背中をさすられるだけでも悲鳴を上げるほどカラダがおかしくなっていて、マッサージなんて受ける気にもららなかったのですが、母も必死だったのでしょう、知る人ぞ知る予約の取れないマッサージなのだと無理に外に引きずり出されました。

車で1時間ほどかけて連れていかれたところは・・・

田んぼが広がる田舎ののどかな一軒家。
農家を営むおじいちゃんのお宅でした。

農家のかたわら、お坊さんたちが修行の際に自分たちの疲れを取るためにあみ出したというマッサージを学んだ方でした。
看板も何もない人助けのマッサージおじいちゃんですが、人が人を呼び、紹介の人だけを1人2時間、カラダの隅から隅までマッサージしてくれます。

しかし・・・
私のカラダは異常だったので普通にマッサージすらできません。
それを、おじいちゃん先生は、あの手この手で静かに静かに変化させていったのです。

その時間、なんと5時間！

おじいちゃん先生は、私の異常なカラダを放ってはおけず、その日できる限りのことをしてくれたのです…。

痛みがなくなったわけではなかったのですが
なんとその夜
眠れたのです！

なんなんだこれは・・・

そしてそれから、定期的におじいちゃん先生の元に連れて行ってもらうようになりました。

毎回マッサージをしてもらうたびに、痛みは少なくなり、どんどん眠れるようになりました。

そして私は思いました。

「自分でもマッサージをしたらもっと治るのではないか？？」

まだ光もテレビも受け付けませんでしたが、自分でできるリンパマッサージの本を購入し、夜な夜な暗闇の中キャンドルを灯しマッサージをしました。やることがないから毎日数時間マッサージしました。
そしてまずは音楽が聴けるようになりました。
静かなピアノの音だけはカラダが受け付けるようになったのです。

音楽が聴けるようになり
眠れるようになり
ご飯が食べれるようになり・・・

それから少しずつ回復したのです！
マッサージだけで！

闇からの脱出です！

人生初めての病み、闇。
それを私マッサージで治しました！

おじいちゃん、ありがとうーー😭
私の恩人です。