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函館水産高校がいろいろ凄かった件について

仕事の関係で、函館水産高校の見学をさせていただきました!

ちなみに、正式名称は「北海道函館水産高等学校」といいます。道立の学校ということです。

それにしても、本当に高校の校舎って広い。そして、実習のために工場や実験室など様々な教室が用意されている4階建ての学校なので、昨日別の客先から3km歩いて帰ってきちゃったりした自分にとって、これを書いてる深夜23時半は心地よい疲れでもう仕事になりません。

でも、すげーなーと思ったので記録として日記をつけます。

なお、撮影とインターネット上へのアップは許可を頂いておりますが、この記事については転載はご遠慮願います。また、個人名等がでないよう配慮しておりますが、見落としている場合はご指摘願います🙏

学科は5つ+専攻科1つの構成で、「海洋技術科目」「水産食品科」「品質管理流通科」「機関工学科」がメインで特色のある学科ということです。海産資源の養殖などの研究や、食品衛生の研究と知識・実験技術の獲得から、航海士や船の中のエンジニアになるための技術の習得など、中学卒業したての高校生がやるってんだからすごいこと。

船に乗って長期間の航海へ出るということは、海上では船のスタッフのみで発生したトラブルに対処していかなくてはならないということで、エンジニアを目指す学科では、電気関係の技術+機械の技術を並行して学んでいくことが大切だ、という考え方のもとカリキュラムが構成されているようです。

海洋実習があり、50日あまり子どもたちは親元を離れて船で実習をするとのことで、この海洋実習で子どもたちはグッと気持ちが大人に近づくのだとか。マグロを獲ったり、加工したり、商品にするまでの課程なども経験するということで、トータルで水産の流れを学びつつ、ビジネスの流れも身につきそう。

船のエンジンをバラしたり(旧型のエンジンは仕組みを学ぶのにもってこいなのだそう)
金属の加工を経験し、技術を身につけたり
鋳物を作る実習だとか
金属の強度を測る実習
海図の読み方を学ぶ授業
ウニやナマコの養殖方法について学ぶ
そして、研究する

水産高校というと、とかく、魚を育てたり、なんか海のことをやったり~という印象しかザックリと持っていなかったわけですが、工業高校にも通づるエンジニア的な分野にも広く取り組んでいたり、はたまた、水産資源の活用や食品加工(缶詰を作ったりもします)を学び、実践しているという、ものすごく広く深い水産のスペシャリストが養成できそうな学校だったんだな~と、カルチャーショックを受けましたね☺️

船をイメージした校舎

校舎には、高校の歴史ともいえる写真のパネルが並び、40年前の水産高校性がほとんど、ソリコミ&リーゼントという素敵な写真もあったりなかったり。

「なんだかわかんないけど、おもしれえな!」と歩んでいけるきっかけになったんだな~という、いい写真でした。40年前なので、写ってる人たちはいいおっさんになっていることでしょう。

お忙しい中、お時間を頂戴し、詳しくご案内いただき、北海道函館水産高等学校の先生方、どうもありがとうございました。



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