パニック障害、うつ病になった理由は?

SNSを眺めていて圧倒的に多いと感じるのは、自己肯定感の低さ、発達障害、育った環境や家族問題、職場の不一致等だ。

逆に、仕事をゴリゴリにやって向上心の塊だったとか、仕事に対する責任感が強かったとか、そっち側の人がうつ病やパニック障害になったパターンの人が、SNSでは見かけることが少ないように思う。

私自身も精神科のドクターに、あなたみたいなタイプの人は本来うつ病にならないと言われた。しかし、診断の結果間違いなくうつ病だねと言われた。

あたしは後者で、原因のほとんどが仕事にたいする向き合い方だったと思っている。仕事にたいする考え方とも言える。

後者の人たちにもっと出逢いたい。

もちろん、元を辿れば、小さい頃親に愛された実感が無くて淋しかったとか、長女だからと怒られることが多かったとか、長女だから甘え下手だったとかは、ある。
(大人になってからは母と仲良くなったよ☺︎死んじゃったけどね)

正義感が強くて、イジメを許せなかったとか、組織の理不尽さに黙ってられなくて、組織とも戦う性質だったとか、ことなかれ主義が物凄くキライで上っ面だけ取り繕うような仕事や、人付き合いが嫌いだとかさ。

色んな要因は勿論ある。

自分と似たような性質で、精神疾患になった人をもっと知りたい。

物凄く烏滸がましいが、自分に近いなって思ったのは
サカナクションの山口一郎さんだ。

サカナクションの山口一郎さんがうつ病を告白した。

あたしはそれまで、彼にもサカナクションにも興味がなかった。もちろん存在は知っていた。

彼が療養中に始めたYouTube配信をたまたま見たのがキッカケで、この人あたしと同じ病だったのかと、急に親近感が湧いたことを覚えている。

それと一郎さんとあたしは同い年だったことも、親近感が増した理由だった。

その日から彼の配信にのめり込んだ。

彼がリハビリ歌唱大会と称して、配信で何度か歌を歌った。

祈るように画面越しに見つめていた。

サカナクションというバンドにも少しずつ興味が湧き、サブスクで聴き漁り始めた。

その日から1年と少しが過ぎた。

その間、彼はリハビリの為の1人ツアーをやり切った。

そしてとうとうサカナクションの復活ライブをスタートさせた。

今、彼はそのツアーの途中だ。

あたしは彼のYouTube配信を通して、彼を見ている。

心配したり共感したり応援したり、彼を見ていると様々な感情が湧き上がる。泣いたり笑ったりと画面を通してしている。

彼は責任感が物凄く強い。
1人で様々なモノを背負い過ぎた。
アーティストしても妥協を許さない完璧主義だった。

今でも彼の本質は変わらないと思う。
揺れながら病と向き合って生きている。

あたしは日々、彼から勇気をもらっている。

この先も見続けていたいし、自分も小さな一歩でも何かを残せる人間になりたいと思う。

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