見出し画像

災害があって思う事

まとまりのない書きなぐりで御容赦ください。
先月の地震に続いて豪雨の被害など、大変な思いをした方たちが沢山いらっしゃいます。
色々思うことがありました。
私の住む所はそれほど目立った被害もなく、家族全員無事でしたが、全く影響が無かったとは言えません。
JRが運休して通勤に影響がでたりですとか……
私だけでなく仕事の相棒の後輩くんも、神戸より西側に住んでいるので長時間の車での通勤を余儀なくされ、イベントや演目の日程もハードなものが重なり疲労はピークでした。
そんな中でも、通常通り営業し来場されたお客さんに楽しんでいただく、いつもなら当たり前に行われている事でもこんな状況では演者、スタッフ、お客さん当人たちも相応の負担がかかっていたと思います。
個人的に、通常通り営業しても問題ないのだろうか?お客さんは無事に来れて帰れるのだろうか?そもそも私たちも家に帰れるのだろうか?などなど不安も抱えておりました。
演者の方々も、1番にお客さんの事を不安に思っていたでしょうし、中にはこんな時に娯楽なんてと思われた方もおられたかも知れません。
ですが直接的な被害がない上に、近隣の方や遠方でもその日を楽しみに来られた方を思えば、こんな時こそ娯楽は必要なのではないかとも思うのです。
過去に東日本大震災が起こった時も、ちょうど座長襲名を予定していた役者さんがうちの劇場で公演しておりました。
その時も、こんな時にお祝いごとなんて……と躊躇っておられましたが、やはり周りの意見もあったでしょうしこんな時だからこそ、という事で無事当月に襲名披露をされた事もあります。
被害に遭われた方には、早く元の生活に戻ってもらえるよう祈るばかりですが、直接的な被害が無かった私たちは努めて普段通りの日常を送ることに意味があると思うのです。
娯楽もしかり、なんでも忖度して自重する必要はないと思うのです。
それに、自らこの娯楽の業界に足を踏み入れたからこそ、来てくれたお客さんに喜んでもらう事を1番に考えて、出来うる限り普段通りに娯楽を提供するというのも覚悟しなければならないのかなと私は思います。
もちろん関係者来客者共々の安全が確保出来ていないとダメですが。
こちらは雨も上がりお日様が照っています。
沈んだ気持ちを晴らそうと来られるお客さんの為にも、我々はいつも通りお迎えして晴れやかな舞台を提供する事に邁進しなければならないと身を引き締める思いです。
かと言って私は有能でも万能でもありませんので、仲間や皆様のお力を借りなければいけませんが、その日一日を楽しい空間にできるように、お客さんの気を晴らす一助になれれば幸いです。
まだまだ未熟者ですが、この仕事を続ける以上はこの気持ちを無くしちゃ行かんなぁと、喫茶店でモーニングをいただきながら思いふける朝です。
皆さん今日もおはよう、こんにちは、こんばんは。
一日一日、当たり前の事を当たり前に過ごして行きましょう、被災された方々の無事を祈りながら。

もしして下さるなら涙流して感謝します!