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及川 昭
2022年2月25日 16:52
長い時間一緒だった妻の突然の事故死で一人暮らしとなったことと、同時期に発生したコロナ禍での自粛生活等も重なり、昨今、寂しさというものを強く感じるようになった。これは、若い頃には全くなかった感覚である。特に一人暮らしなど、物理的に一人で過ごす時間が多いと寂しさを感じやすくなるように思える。例えば、以前は、帰宅した時に「お帰りなさい」と言ってくれた人がいたのに、それが全く無くなってしまうこ
2021年11月20日 16:17
「コロナ禍もあって昨今、様々な事情や偶然の出来事に遭遇して、孤独や貧因に直面する人たちが増加しているといわれている。最近の新聞記事に、昨年11月、東京渋谷区笹塚の片隅のバス停で路上生活者とみられる女性が、男に頭を殴られて亡くなった事件についての報道があった。この女性は、昨年の春ごろから、終バス後の午前2時ごろにバス停に現れて、ベンチに腰掛けて眠り、明け方になるとどこかへ立ち去る生活を続けて
2021年11月6日 16:36
つい先日、ネット配信の映画「風の電話」をみた。内容は、2011年、3月に発生した東日本大震災で家族を失い、広島の叔母のもとで暮らす17歳の少女が主人公。ある日、突然、叔母が倒れ、自分の周りの人が誰もいなくなってしまう不安にかられた彼女は、震災以来一度も帰っていなかった故郷、岩手県の大槌町へ向かう。そして、主人公の少女は、故郷にある「風の電話」にたどり着く。「風の電話」とは、今は亡き