「トランスフォーマー/ビースト覚醒」観た。

原題:Transformers: Rise of the Beasts
監督:スティーヴン・ケイプル・Jr
出演:アンソニー・ラモス、ドミニク・フィッシュバック、ルナ・ローレン・ヴェレス 他
上映時間:128分

7月11日(火)試写会@TOHOシネマズ ららぽーと門真


映画版「トランスフォーマー」シリーズ最新作。

1~5作目「最後の騎士王」を経て、2019年にスピンオフ「バンブルビー」があり、今作が7作目。
5作目までとのつながりは無し。

舞台は1994年。
地球崩壊の危機がまた!


「イン・ザ・ハイツ」のアンソニー・ラモスが演じるノア。
「元軍人・電子機器専門家」の設定が全く活かされていない。家で弟と特製トランシーバーで会話する程度。

ともに巻き込まれるエレーナ(ドミニク・フィッシュバック)は、遺跡・遺物の知識を発揮して役立っていたのに、ノアはただ巻き込まれた民間人でしかなくて、めっちゃ地味で気の毒に見えた。

たいしてトランスフォーマーたちは相変わらず魅力があって一安心。

新キャラのミラージュが、軽妙で楽しい。友情に厚くていいやつ。
変幻自在のスキルがすごい。
終盤、あっと驚く変化が登場!

バンブルビーと人気を二分しそう。


小回りのいいアーシーも魅力的。


敵は、いつもどおり影が薄い。


地球崩壊の危機は、「エターナルズ」っぽい。

防ぐのは力技で思わずおいっ!とツッコミ。


壊した世界遺産や町並みを、オートボット&マクシマルの協力でちゃんと修復するんだぞ!


締めには、新しい展開が。
世界を広げるのか。
ちょっと不安。


今回登場するのは、ビースト型トランスフォーマー「マクシマル」。
元になったのは、「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」。
懐かしい!ちょっと見てた。

・オプティマスプライマル(ゴリラ)
・エアレイザー(はやぶさ)
・チーター(チーター(名前つけてあげて)
・ライノックス(サイ)

動物がトランスフォームする映像のワクワク感がたまらん。
童心をくすぐる。


観たいアクションをじっくりと届けてくれていて好感。変形、トランスフォームを寄りで捉えたり、シンプルで見やすい!

カット割多用じゃないところがいい。


機械生命体の命もちゃんと伝えていて、良かった。
とあるシーン、泣きそうになった。


主役は譲らないぞと映りたがるオートボットが邪魔に見えてしまい、タイトルほど「ビースト覚醒」はしっくりこなかったところは残念。


マクシマルのドラマをもっと掘り下げてほしかったな。

プライム&プライマルの郷愁と、ノアの苦労のある生活をリンクさせて、ハートのあるドラマを描けたのではと思う。


秀作に届きそうな気配があっただけにストーリーの薄さがもったいなく感じたが、総じて軽快でビジュアルの満足度も高い仕上がり。







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