「竜とそばかすの姫」見た。

監督:細田守
声:中村佳穂、佐藤健、幾田りら、玉城ティナ、染谷将太、成田凌 ほか
上映時間:121分 公式サイト


細田守監督の最新作。

仮想世界「U(ユー)」で人気の歌姫ベルのアバターを操るのは17歳の女子高生すず。
ある日、ベルの前に竜が現れ・・・。


「U」が、「レディプレイヤー1」みたいに画期的なデバイス!
めっちゃログインしたい。遊びたい。

でも「サマーウォーズ」のOZ(オズ)ほどすごい世界には見えなかった。
50億人もアカウント登録されている良さが分からない。
みんな浮遊してるだけ?


すずの愛犬は事故に遭ったのかな?


今作の主題は竜の正体とその背景。

母がなぜ危険に飛び込んだのか。そこを理解するための竜。

すずはハッとしたけれども、見ているほうにはやや伝わりずらい。
前段でもっと思い悩む様子を入れてほしかった。
歌えなくなっただけで性格は明るめで、「U」ですぐ歌えて自信を復活するし終盤の成長が唐突に感じた。


あの子達の今後が気になる。
良き方向に向かって光がさしますように。


世界中には、いろんな人がいる。それはもちろんネット上にも。
偽善者や炎上、バッシング、悪意の怖さ、気持ち悪さにため息。

救いは発しよう。

見つけてくれることは、きっとある。

助け合うことが、心を前に向かせるんだし。そのためにインターネットを使うべき。


すず/ベルの歌が素晴らしかった。

歌うことは心の発露。

ずっと聞いていられる中村佳穂の歌声。


中村さんもうまかったけど、すずの友達ヒロちゃんを演じた幾田りらも良かった。YOASOBIのボーカル!


キャラクターたちの感情の機微が愉しいし、映像が最高に美しくて画面に見入らせてくれた。

その映像は、細田作品のセルフオマージュ的な盛り合わせ。
見たことある感が強すぎて、ストーリーが入ってこなかった・・・。

むしろ集大成の今作を経て、次にどんな作品が生まれるのかが楽しみ。

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