「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」観た。
原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、マッツ・ミケルセン ほか
上映時間:154分
シリーズ5作目。(前作)
開幕から終盤まで、追われるばかりのアクションが展開。
突破力に長けたインディの活躍は嬉しいが、たいしたドラマが無くて冗長。
男女&少年の組み合わせは「魔宮の伝説」を彷彿とさせるものの、ヘレナとテディは手癖悪いだけに見えて魅力を結ばなかった。
ドラマ部分は取り立てて新鮮味もなく、ほとんど退屈。
睡魔と格闘・・・。
そして迎えた終盤。
いきなり面白い!
映画ならではのフィクションをたっぷりと浴びて、感動まで湧き上がるほど!
目が覚めた。
フォラー(マッツ・ミケルセン)はちょっと可哀想に思える顛末・・・。
傷を負ったインディが吐露する心情。
「いたくないと思う現実」・・・切ない。
その後に、
「いてほしいと思う映画ファン」の気持ちが重なる再会シーンが用意され胸を打った。泣いてしまう。
ヘレナのパンチもナイスだった。
歴史を学んで知ることは、過去が目の前に甦ることなんだ。
そう思うと、
人智を超えた秘宝よりも、歴史・考古学に触れてその時代に思いを馳せることのほうが奇跡的で貴重なのかもしれない。
ラスト約30分だけ、すんごく引き込まれた。
これまで監督を務めたスピルバーグは製作総指揮にまわり、ジェームズ・マンゴールドが監督となり仕上がった今作。
ハリソン・フォードの魅力を如実に捉えていて、シリーズ集大成感があった。
インディよりハン・ソロ寄りにも見えるシーンいくつかあったけれど。
これにて本当に完結でいいと思う。
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