「いのちの停車場」見た。
監督:成島出
出演:吉永小百合、広瀬すず、松坂桃李、南野陽子、伊勢谷友介、柳葉敏郎、小池栄子、みなみらんぼう、泉谷しげる、石田ゆり子、田中泯、西田敏行 ほか
上映時間:119分 公式サイト
在宅医療に向き合う「まほろば診療所」を描いた映画。
原作小説は未読。
幕開けの交通事故が怖い。
子供を海に連れてきた喜びは分かるけど、海に入りすぎ。泳ぎすぎ。危ないって。
時々カメラ動きすぎ。
正月の台所でお鍋が吹きこぼれるシーン、カメラが揺れて地震きたんかと。
まほろばも食堂も経営が心配。
吉永小百合さんと田中泯さんが父娘に見えるのがすごい。
患者パートは正直すべてよくある内容だった。
老老介護から子供まで既視感。
江ノ原(伊勢谷友介)と中川朋子(石田ゆり子)のくだりは、「経済的に余裕があると先端医療も選択できますよ。もちろんリスクもありますよ」というやつか。
凛と生きる寺田智恵子(小池栄子)をもっと掘り下げてほしかったな。
患者よりも「まほろば診療所」の先生たちに主眼が置かれており、救急医の経験から高度な治療こそが医療だと思っていた白石咲和子(吉永小百合)が、いろいろな患者と出会って少しずつ考えが変わってゆく姿を主軸に、軽快な看護師とお手伝い君の爽やかさで好印象を伝えながらドラマが走ってゆく。
さっと動ける軽やかさと、人を救う芯がある若者2人、麻世(広瀬すず)と野呂っち(松坂桃李)が良かった。
続編があれば2人をメインで観たい。院長となった咲和子がサポート役で。
痛みに苦しむ咲和子の父親をどう看るか。
「私の問題」「うちの問題」として抱えこまなくていいんだよと、雪が止み朝陽が家々を照らす光景がめっちゃ素敵だった。
景色に救われたり、思い出の場所が変わらずあったり、「いのちの停車場」は日常的にあるのかもしれないな。
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