秋ドラマ

見ていた10月期ドラマ。(単発も含む)



「いちばんすきな花」

世の中のモヤることや踏み出す行動、背中を押すセリフへの共感ポイントが高かった。
見ていて落ち着くし、優しくて、救いになるドラマだった。

自然な会話が心地よく、ずっと見ていられる。

主題歌も好き。


いい話の時間ですよと伝えるような劇伴が若干クサかったが。


あると嬉しいスティックパンは精神安定パン。

希子と朔也の未来にも幸あれ!

あの赤い屋根の家にはきっと座敷童子いるよね。


「行っていい?」「いいよ」が繋がって、気付けば集まって、多面的に向き合えて、心を開いて会話を重ねられる4人の関係性めっちゃいい。

松下洸平、多部未華子、今田美桜、神尾楓珠が好印象。

男女ではなく人間として気が合う関係は「理想的」だけど、こういう繋がりって特別じゃない。
「普通」に多くあるかも。


終盤、4人と繋がりがある美鳥を登場させて、重層的に人間模様を紡ぎ上げた脚本が素晴らしい。


ほのかに死の匂いを初回から感じて不安だったけど何事もなくて安堵。

「彼氏彼女友達という枠ではなく誰々枠よね」というセリフが好き。

こんな感じの恋愛のない友情ドラマがもっと増えてほしいな。


「きのう何食べた? season2」

「シロさん」こと筧史朗と「ケンジ」こと矢吹賢二の魅力は不変だなぁ。

「のり弁」「エプロン」!

佳代子さんが言っていたように「幸せのお裾分け」感が満載だった。

ケンジの親との食事会のセリフ「他人でも身内ってことはある」は嬉しい言葉。

あと、田渕くんと千波さんの様子も微笑ましい。


「ミワさんなりすます」

松本穂香の久保田ミワが適役で面白かった!
堤真一の八海崇も良かったし、周囲のキャストもみんな好演。

運良く(?)推しの大物俳優の家で家政婦となったミワさんは不器用ではない。与えられた仕事はちゃんとこなす。
映画好きの土台が強固だから八海さんたちとちゃんと話ができる。

人間としてミワさん個人が魅力的だった。

映画好きの質にもピンキリあるけど、映画に限らず深い話ができるのは大事だな。
それは時として自分の助けにもなるし、好きを貫いているとやがて味になっていく。

自分の歴史に詳しすぎるミワさんに出会えた八海さんのほうが幸運だったのかも。

2年後のミワさんどうなってるのよ!
あれは試写会?初日?
もしかして映画ライターに?

原作は未読。
まだ続いているそう。めっちゃ気になる!


ドラマ10「大奥シーズン2」

セット、所作など背景の作り込みが行き届き、ドラマ性も高くてシーズン1ともども見応えがあった。

男女逆転から見えてくるものが多い。

家茂と和宮の関係が目を引いたなぁ。

岸井ゆきの和宮が良い!

大奥の哀れを伝える最終回が印象的。
津田梅子も登場させ、メッセージ性が鮮やか!


「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」

「コーダあいのうた」なドラマに事件を絡めて、見応えがあった。

学園の親子揃って最悪だな。

手話通訳士にスポットを当てた意義深いドラマ。

荒井尚人の仕事をもっと見たい。連続シリーズにしてほしい。



「自転しながら公転する」

親の老い、病気、自分の将来などの不安は消えないけど、出会えた人との幸せを育んでゆきたい。その思いが伝わってくる2人の姿が好印象で応援できた。




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