「アントマン&ワスプ:クアントマニア」観た。
原題:ANT-MAN AND THE WASP: QUANTUMANIA
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、キャスリン・ニュートン、ミシェル・ファイファー、マイケル・ダグラス、ジョナサン・メジャース 他
上映時間:125分
アントマンシリーズ最新作。
「アントマン(2016)」「アントマン&ワスプ(2018)」に続く3作目。
試写会にて:2月14日(火)TOHOシネマズ梅田
シアター2の車椅子席は左後方の最後部。
ややスクリーンを遠くに感じるが、見えにくさは感じなかった。
上映前にミルクボーイなどのお笑いトークが30分ほど。
アント漫才と「オール巨人さん怖かった」が面白かった。
進行の人から諸注意のあと、ようやく上映開始。
「アントマン&ワスプ:クアントマニア」!
賢いキャシーが作った装置が呼び水となり、量子の世界へ!
どんな未知の映像を見せてくれるんだろうと心が躍ったのは束の間。
量子人て。
街並みやキャラクターがスターウォーズぽいな。
ツッコミながら既視感漂う光景を漫然と・・・。やや退屈。
アクションパートも弱い。
パンチ・キック・体当たりの繰り返し。
ピム粒子を使った奇想天外なガジェットも少ない。
カーンがパワー系でサノスとかぶっているのも残念。
顔見せ程度でまだ小物感。
ポストクレジット1で、なんでもありな狂騒を感じて、少し持ち直したけれど。
ポストクレジット2、やはり出たあの人。
今作の主人公は影が薄い。
アントマン&ワスプよりも、他の3人が良かった。
娘のキャシー。
弱者を放っておけない優しさを持ち、「アントマン」後継者候補の筆頭。
主役バトンタッチに期待を持たせてくれる。
ハンク博士。
堂々っぶりがすごい。貫禄。
ジャネット博士。
かっこええ。
カーンも彼女の魅力にやられるほど。
ジャネット&ハンクの動じない、物怖じしない佇まいが素敵。
科学者ゆえか、常に探究心先行。
ジャネットが過ごした30年間の奮闘を映画にしてほしい。
M.O.D.O.K.(モードック)とアリも良い味を出していた。
小さな世界で大きすぎな戦いを繰り広げる見た目は楽しいが、中身は普通。
1作目にあったユーモアを軸としたホームドラマはシリーズを重ねるたびに薄味になっている印象。
「クアントマニア(量子マニア)」と冠付けるくらいなんだから、もっと量子世界のワンダーをサイエンスベースで描き出してほしかったな。
人の形をしていない生き物たちの世界を・・・。
今作で、MCUフェーズ5の幕開け。
2025年公開予定の「アベンジャーズ」新作までに征服者カーンは存在感をどうやって増していくんだろう。
とりあえず楽しみにしておく。
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