「エイリアン:ロムルス」観た。
原題:Alien:Romulus
監督:フェデ・アルバレス
出演:ケイリー・スピーニー、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー 他
上映時間:119分
「エイリアン」シリーズの新作。
本作の時系列は1作目と2作目の間。
若者たちが宇宙ステーション「ロムルス」で遭遇するものとは・・・。
監督は「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス。
容易に飛び立てる植民星。セキュリティは低いと見える。
ウェイランド社のブラックから逃げる若者たち。
新たな地に抱く夢は早々に打ち砕かれる。ひでぇ。
予期せぬ脅威に遭遇して極限の生存競争に放り込まれた彼ら。
うわぁー、うわー、わぁー!
めっちゃ怖ぇー!
フェイスハガー帯の緊張感はもう少し長くてもよかったな。
自動照準と冷凍銃、決着などちゃんと観たいシーンがチカチカ明滅しすぎで直視できないの惜しい。
CGに頼らず生み出されたエイリアンのデザイン。
ぬめり感が気持ち悪い。
心理的に拒否感が発動する。
敏捷なフェイスハガー、獰猛な成体こわっ。
ロムルスから誕生した異形に慄く。
重力の使い方が秀逸。
酸を抜けてゆくなんてナイスアイデア!
エレベーターのところヒヤヒヤしたわ。
「ゼログラビティ」に匹敵のワクワク感。
小惑星帯の恐ろしさ、無音の無重力空間に放り出される恐怖など、宇宙のロマンなんて塵と化すSFホラー。
希望と絶望が入り乱れるパニック劇は緊迫感に満ちていて、じっとりと汗をかいた。
人間の弱さと飽くなき好奇心、人類ナンバーワンと思い込む傲慢を鋭く抉りながらも、立ち向かうことで未来を獲得してゆく力強さを堪能。
家族を失ったレインとアンドロイドのアンディの絆が仄かに光を伝える。同時に世話を焼くことで上位に立っている気配もありざらりとした感触も。
レインを演じたケイリー・スピーニーがスター性を感じさせて素敵。
新たなヒロインの誕生!
レインとアンディの今後が気になる!
金字塔のシリーズ一作目へのオマージュを散りばめながら、独立作としても十二分な仕上がり。
面白かったぁ。
スピンオフで「エイリアンVS Blind Man(盲目の男)」を作ってくださいアルバレス監督!
地球を追放されたBlind Manがエイリアンと対峙するストーリーどうでしょうか。