「陰陽師0」観た。

監督:佐藤嗣麻子
出演:山﨑賢人、染谷将太、奈緒、板垣李光人、安藤政信、北村一輝、小林薫、國村隼 ほか
上映時間:113分

若い頃の安倍晴明を描くオリジナルストーリー。


「ここからは現代語で」と告げるナレーションから全編セリフも世界観も軽め。


どんだけ花占いをしたんや、と思うぐらいに花びらが散らかっている徽子女王の部屋がすんごく気になる。
歩くと着物の裾がクイックルワイパー。
なぜこんなに花びらが?
フレグランスのため?
いやもしかして何かの術なのか?術で散らかっているように見せられているのか?

などと妄想に花が咲く徽子女王の部屋。

魘夢な罠にハマってバトルロワイヤルとなる派手な終盤。

目に見えぬものを信じやすい時代だったとはいえ、かかりすぎだろう。
ピュアな人たち。

無垢さを前に出しているからなのか、博雅が徽子女王に幸せを説くシーンは自然と胸に響いた。

幸せを花畑で表現するのはあざとすぎるが。


染谷将太は和楽器が似合う。


山崎賢人の安倍晴明が泰然自若として良い。

断ち切れ!
と決めポーズの頼もしいこと。


京都校と東京校の交流戦を是非。それ呪術廻戦。


お互いを信じ合える晴明と博雅のバディが良い感じ。
怪異に挑むこの2人をまだ観たい。


陰謀に巻き込まれず、陰陽、天文、暦などを学ぶ陰陽寮の学園生活をメインとして、陰陽師とは何なのかをストレートに描き出す映画にしてほしかったな。


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