マガジンのカバー画像

知られざるベートーヴェン

12
ベートーヴェン生誕250年にちなんで、知られざるベートーヴェンの素顔を気ままにご紹介していきます
運営しているクリエイター

記事一覧

ベートーヴェンとシュパンツィヒ

1792年、ハイドンに弟子入りするため、ドイツの片田舎ボンからはるばるウィーンに出てきた21歳…

内藤 晃
4年前
19

憧れを超えて〜シューベルトとベートーヴェン

ウィーンの人びとがベートーヴェンの革新的な音楽に熱狂していた頃、ひとりの天才少年が宮廷礼…

内藤 晃
4年前
47

着想のリレー〜月光ソナタをめぐって

「月光」の名でおなじみの名曲、ベートーヴェンの幻想曲風ソナタ 嬰ハ短調 Op.27-2。 実は、…

内藤 晃
4年前
35

ドビュッシーは「田園」がお嫌い

今日は、時代を隔てて、ドビュッシーとベートーヴェンのお話をします。 ドビュッシーの、初期…

内藤 晃
4年前
33

脱メヌエット主義

1800年4月2日、ベートーヴェン初の自主公演がウィーンのブルク劇場で催されました。彼は宮廷オ…

内藤 晃
4年前
15

ベートーヴェン・メモリアルをめぐる物語

今年2020年はベートーヴェンの生誕250年。この騒動がなければ、あちこちでベートーヴェンの演…

内藤 晃
4年前
13

ベートーヴェンと、流行りのトルコ行進曲

おなじみのベートーヴェンのトルコ行進曲。「タン、タン、タ、タ、タン」という勇ましいビートと、ピッコロやシンバルの金属的なサウンドが特徴です。このトルコ行進曲由来のリズムやサウンド、実は、彼の作品のいろんなところにひょっこり登場します。 今日は、当時の西欧の人たちにとって、トルコ行進曲がどんな風に聴こえていたのか、思いを馳せてみましょう。 かつて、トルコにはオスマン帝国というイスラムの王朝が君臨し、領土拡大を企みたびたびヨーロッパに侵攻しました。そのさい、オスマン軍は、軍の

ベートーヴェンはどう弾いたか

ベートーヴェン本人の指揮は、たいそう独特なものだったようです。作曲家のシュポアが、初めて…

内藤 晃
4年前
95

運命は扉を叩かない

「運命はこのように扉を叩く…」 第5交響曲(通称《運命》)の動機についてベートーヴェンが…

内藤 晃
4年前
34

追悼を超えた葬送行進曲

今日は、ベートーヴェンがナポレオン・ボナパルトに献呈しようとした《英雄》交響曲で、なぜ…

内藤 晃
4年前
29

民謡編曲バイトがベートーヴェンにもたらしたもの

18世紀末から19世紀にかけて、ヨーロッパでは民族意識の高まりから民謡ブームが起き、各地で民…

内藤 晃
4年前
50

「エリーゼのために」を深堀りしてみた

ベートーヴェン生誕250年。 今日は、誰もが知っている「エリーゼのために」についてちょっと語…

内藤 晃
4年前
239