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【映画の感想】『囚われの女』シャンタル・アケルマン監督

2000年 プルーストの『失われた時を求めて』の第五篇が原作。

ゴダールの『気狂いピエロ』を思い出した。

アケルマン監督作品はすべて俳優の目が印象に残る。

それはつい見てしまうということだと思うが、

何を見ているのか、

何を見ていないのか。


影のクロスはさり気なく秀逸で、

監督自体はあまり大したことなくそんな見事な映像が作れているのかもしれない。

そのくらいさり気なく、素晴らしい。


ラストはやはり気狂いピエロを強く思い起こさせた。

終わり方がより映画的だと思った。

より効果的な演出というか。


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