比較的頭のよくない私が、宅地建物取引士に合格するまで。
令和6年度の宅地建物取引士の試験に合格しました!
せっかくなので、自分なりの合格体験記を備考録もかねて書いていきます。
宅建の試験って?
宅地建物取引士資格試験は年に1回試験が実施されてまして、受験者が20万人を超える人気の資格です。試験の合格率は約15~18%とのこと。合格点は50点満点で35~38点前後を推移しています。
合格までの勉強時間はどのくらい?
私は令和5年度の宅建試験を受けて、一度不合格になっています。
令和5年の5月から10月までの6か月と、令和6年の2月から10月までの9か月、合わせて1年2か月ほど勉強したことになります。
とりあえず私が暗記系がとにかく苦手で忘れっぽいので、一日10分でもいいから勉強しようと心に決めまして、通信講座の講義を観たり、過去問を解いたりといった感じで、合格するまでの期間、とにかく毎日勉強しました。仕事が忙しいときは10分くらいしか勉強できないときもありましたから、ならすと一日平均40分くらいかな。もちろん直前期はほぼ一日勉強してました。
ちなみに、試験を受験して、合格するまでの道のりがこちら。
・令和5年10月実施の試験を受験
→合計32点を取り(合格点36点)不合格。
・令和6年10月実施の試験を受験
→合計42点(合格点37点)で合格。
取るの、難しい?
人によっては初学習でササッと合格できてしまうようですが、個人的には、そんなに簡単じゃなかったなと思いました。なぜなら、試験範囲が予想以上に広いからです。宅建試験は4つの分野で構成されており、
「権利関係」
「宅建業法」
「法令上の制限」
「税・その他」
この4つの分野の中から50問出題されるわけなのですが、特に法律や不動産関係の知識がない私からすると、勉強を始めたときは分からない用語ばかりで、うひゃーって感じですし、過去問を実際に解いてみると、理解しているつもりでも意外と意地悪なひっかけ問題が頻繁に出題されたりするので、実際に勉強してみると、思ったよりも難しいと感じました。
独学は非効率?オンライン講座受講のすすめ。
私は、スタディングの宅建講座で宅建を取得しました。
宅建は、がんばれば独学でも取得できるくらいの難易度ではあると思います。
ただ、独学だと市販のテキストや無料アプリ、YouTubeなどを自分でチョイスするわけなんですが、個人的には通信講座でしっかりと道筋をたてて学習するほうが寄り道しないでスムーズな気がします。
しっかりと講師の方から授業を受けられると、理解が早まりますし、基礎的な部分をしっかり固めておくと、後々、試験で応用問題が出題されても、解きやすくなったりします。
あと、スタディングで一番便利だと感じたのが、
「AI問題復習機能」
でした。
AIが私の苦手な部分を解析して、毎日問題を出題してくれるので、これを千本ノックのように移動中とかに解きまくり、とにかくこれを試験の当日までガッツリ行いました。意外と自分の弱点を分析することって面倒だったりするので、こうやってAIで分析してくれるのは便利です。
通信講座以外の勉強について
ちなみに、スタディングだけで合格したかというとそんなことはなく、市販の模試もしっかりやりました。みんほしの直前問題集は見やすくて良かった。
そしてYouTubeでは棚田行政書士の不動産大学は毎日観てました。私は宅建の学習で一番苦手としていたのが、法令上の制限という科目だったんですが、棚田さんの動画のおかげでずいぶんと苦手意識が消えて、理解が進んだなと思います。あと覚え歌はめちゃくちゃ役に立ちました~!
私が思う宅建学習のポイント
宅建の学習って、ポイントはやはり、なるべく毎日学習することだと思いました。数日勉強しないと、けっこう忘れてしまいます。暗記する部分がとても多いですし、範囲も膨大なので、とにかく毎日勉強して、常に宅建に触れるか、ということなのかなと。そして、たとえ忘れてもまた覚え直す、というのが大事なんだなと。
そして、試験でなによりも大切なのが、初見の問題に対応することです。つい過去問を何周も解きまくる勉強法をしてしまうのですが、そうすると過去問は解けても、本番はイマイチという結果になりがちです。過去問がそのまま本番の試験で出題されるわけではないので、初めて見る問題でも正解に導けるような学習を行う必要があるな、とも感じました。そのためには、模試もやるし、テキストをじっくりと読み直したりもして、正確な知識をインプットすることを心掛けました。
頭があまり良くない私の宅建合格までのまとめ
そんなこんなで、受験料も含めて、オンライン講座の料金も合わせて、数万円くらいの費用と、約2年の歳月を経て合格したわけなので、いやー、結構大変だったなーと思います。
ネットで書かれている合格体験記って、基本的に頭がいい人がサラッと合格したって内容のものばかりなので、簡単なのかと錯覚するのですが、いざ自分で実際に勉強をしてみると、
「えー、数か月の勉強じゃぜんぜん試験に間に合わない!」
「試験一か月前なのに模試の点数が20点台しか取れない!」
「そもそも問題文の意味がわかんない!」
とか、まー色々と壁にぶち当たりまして、楽じゃない。宅建試験は易行ではなく難行でした(笑)だから、ネットにある、これを読めば合格する!とかこれを買えば合格する!とか、そういうコンテンツを色々と購入したりもしましたが、まあ大体嘘なんですよね。楽な抜け道はない。
ほんと、つくづく実感したのが、そうか、ネット上でアップされている合格体験記を書いている人たちよりも、私は頭もそこまで良くないし、勉強も暗記もとにかく苦手なので、その基本的な能力の差は、通信講座や模試に課金したり、他の人よりも勉強時間を多めに取ったりして、コツコツとカバーしていくしかないんだなとつくづく感じました。
こんな感じでヒーヒー言いながら勉強して、合格した人もいるよってことで。