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Outer Wilds探索日誌:中間レポート②

本記事は初見プレイヤーによる探索途中の考察と妄想です。
本人およびクリア済プレイヤーが読んでニヤニヤすることを意図しており、未プレイ者の閲覧は基本オススメしません。
宇宙の謎は君の目で確かめてくれ!

『宇宙の眼』に挑むにあたって、なんの仮説も持たずに行くのはシツレイにあたると思い、急遽筆をとりました。対戦よろしくお願いします。

宇宙の運命=ビッグリップ

まず前提として、このOuter Wilds宇宙は終焉に向かっていると仮定します。これはNomaiの記録や、Hearthianの観測からも読み取れます。超新星爆発などはその序章に過ぎません。その他の恒星もやがて燃え尽き、宇宙は加速しながら膨張を続けることとなります。永遠に。

永遠に膨張を続ける宇宙では、最終的には全ての物理構造が素粒子のレベルまでバラバラに分解されてしまうと考えられています。延々と加速しながら互いに遠ざかっていく素粒子だけの世界、知的生命体などは生存しようがありませんね。困ったもんです。

『宇宙の永遠の熱的死』からビッグバンが発生して新たな宇宙が生まれるかどうかは考え方次第ですが、めっちゃめっちゃ確率は低いもののゼロではない。くらいとしておきます。SSR排出率より遥かに低いのであまり期待しない方がいいですね。

『宇宙の永遠の熱的死』は回避可能?

ところが『宇宙の眼』の信号は宇宙の誕生よりも古い、らしいです。前の宇宙を起源としていると言っても良いでしょう。おい、さっき新たな宇宙は生まれないって言ったじゃねぇかよ。

『前の宇宙が存在する=前の宇宙は熱的死を回避した』と強引にイコールで結びつけてしまいましょう。希望が見えてきましたね。

前の宇宙の住人は、宇宙の熱的死を回避するなんらかの方法を見つけたと好意的に解釈することができますし、きっとそれを我々に伝えたいはずです。

技術的な詳細は一切わかりませんが、あり得そうな解決策を考えてみましょう。
①.まだ若い他の並行宇宙へ移住する(多元宇宙論)
②.現在の”死にかけの宇宙”に早々に見切りをつけて、新しい宇宙をつくる(ビッグクランチ→ビッグバンを起こす)

①の並行宇宙説であれば、『宇宙の眼』はワームホール生成方法が書かれている、あるいはワームホールそのものかもしれません。ありそう。

②の場合、現在の宇宙は消滅しますが、何もない空間だけが遺るよりは随分マシと言えます。ビッグクランチ→ビッグバンを起こすには物凄いエネルギーが必要ですが、『宇宙の眼』にその方法が具体的に記述されていると期待し、かつ実行可能であることを祈りましょう。

偽の真空を崩壊させるのが一番実現できそうな気がします。偽の真空の概念は説明がめんどくさいので以下の動画に丸投げします。

早い話が床に敷いたお布団でスヤスヤ寝ていたら、突然床が抜けて奈落の底へ真っ逆さまに落ちるみたいな感じです。
安定な床=エネルギーの底が実は底ではなかった!ときに起きる現象で、宇宙を破壊できると考えられていますが、同時に新たな宇宙(ビッグバン)に必要なインフレーションも起こせるらしいです。ちなみ「床が抜ける」には量子力学でいうところのトンネル効果が必要です。Outer Wilds世界とも相性は良さそうですね。

ともあれ結論ですが、『宇宙の眼』とは前の宇宙の住人が遺してくれた『宇宙の熱的死』を回避するためのレシピということでよろしくお願いいたします。

参考文献
 


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