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地球温暖化はなぜまずい?

今は地球温暖化よりも、気候変動という言葉の方が市民権を得ているというか、より正確な描写かもしれませんが、いずれにしてもなぜ、こういった現象は食い止めるべき対象として挙げられるのでしょうか?

ネットで「地球温暖化」と検索すると、このような画像が多く見受けられます。

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地球そのものが困っている、汗をかいている、真っ赤になって暑がっている、という感じです。

視覚的にもわかりやすく、直感的に子供にもわかるような気がします。しかし、温暖化によって汗をかいている、暑がっているのは本当に地球なのでしょうか??

実は、恐竜が生きていた時代は、今よりももっともっと二酸化炭素が多く、海水温も平均気温も現在より高かったそうです。二酸化炭素が多くあるため、植物がぐんぐん育ち、それを食べる恐竜も併せて巨大化することができた、という説明もあります。

二酸化炭素が増えて、地球の様々な温度が上昇したところで、地球そのものは痛くもかゆくもないのです。それによって恩恵をうける生物も存在しています。たとえば、気温の上昇に伴い、これまでの生存域よりも緯度の高い(平均気温が低い)地域に移住可能となった生物だっています。もちろん、この移住によってこれまでの生息地を追いやられる在来種もいるので、とばっちりを受けている生物もいるのですが。

温暖化によって困っているのは、人類なんですよね。当たり前ですが、標語になると忘れられがちな気がしました。

地球の未来を救おう、ではなく、我々人類の未来を救おう、が本当。

地球が困っています!ではなく、我々人類が困っています!が本当。

SDGsを通して世界規模の問題にこどもたちも親しみをもちやすくなっています。どこかのタイミングでこれらの問題を解決したい、その原動力を改めて考えるのも大切だな、と思いました。

昨日、島根県にあるサヒメルという博物館?自然館?に行ってきました。

恐竜の特別展、島根の自然や歴史、動植物、地層、埋没林などなど、ここでしか見られない、体験できないことも数多くあります。アクセスは決してよくないと思いますが、学芸員さんも優しく、丁寧にこどもの質問に答えてくれました。適度な混み具合でこどもがのびのびと楽しむことができました。

この一角に(おそらくメインの展示ではないのでしょうが)上記のような内容のポスターが一枚ありました。写真を撮ったのですが、そのまま掲載してもいいものか確認しなかったので、一部を記載して終わります。

温暖化しても地球は滅びない。しかし・・・(中略)人間が二酸化炭素を増やして気温を変化させることで、今いる生き物に悪い影響を与え、それによって人間自身を苦しめることになるというのも本当のようです。



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