わたしの働き方9 目標を語る
今日は早く帰りたい!
わたしが月に2~3回は生徒に向けて発するセリフです笑
そうです、これが目標です!
この目標実現のために、生徒に具体的な行動や時間を求めます。
帰りのホームルームを終えて、掃除をてきぱきと終えて、4時には帰るんだ!だから提出物はマジで昼までに出して!笑
彼らも慣れっこなのか、にやにやしながら協力してくれます。
この目標を口にするメリットは、
自分の私生活を充実させることもさることながら、
生徒に時間意識(特に締め切り)を明確に意識させられます。
高3生ともなると、対外的な書類の提出(願書など)もあり、締切厳守は当然のこととなります。その前哨戦として、カジュアルな挑戦をしてもらっています(後付けの理由です笑)。
さすがに毎日こんなこと言っているわけではありません。
いわゆる【夢】を語る時もあります。
今年度中に何かしらの形で出版したい。
40代でもう一回大学院で勉強しなおしたい。
もっと授業がうまくなりたい。
みんなが満足はできなくても納得のいく進路選択をしてもらいたい。そのための面談をしたい。
という感じで、【教師としての私】もあれば【個人としての私】の目標もあります。
多少こそばゆいというか、いわゆるクサイ感じがあるかもしれません。
でも、大人が夢を語る姿は見せるべきです。
夢を持ちにくい時代ともいわれます。
将来、多くの職業がAIに取って喰われる、とも言われます。
コロナでやりたいこともやれません。
それでも勉強しないといけない。受験のためだけの勉強になりかねない。
でも、大人って楽しいよ。
仕事も楽しい(と思う人もいる)し、
仕事以外も楽しいことって盛りだくさんだよ。
みたいなことを、教師はもっと伝えていっていいと思うんですよね。
自分のことじゃなくてもいいんです。
友達Aは、就職したけど、セクハラに悩むのもばからしいってそっこーで仕事辞めて、世界一周の旅に出たよ、とか。
友達Bは、今も働いているけど、完全に腰掛けで、こないだはトライアスロンの大会に出たらしいよ、とか。
現時点では失敗しててもいいですよね。
友達Cは、文学部→不動産業界→脱サラ&ラーメン屋→コロナでやばい…とか。ここからの追い上げに期待!みたいな笑
ロールモデルのない時代、とも言われます。
裏を返せば、自分が思い描くように生きられる可能性がかつてないほど高いのです(と私は思っています)。
だからこそ、正解を求めた生き方・進路選択ではなく、「結局、何やりたいの?」に真摯に向き合う姿勢を見せたいし、持ってもらいたい。
そこまで腹割って話さなくても仕事はできるんでしょうが、彼らにばかり夢を語らせずに、こちらも夢を持って語っていきましょう。
NG : 目標が入試で止まる。正解主義。
Better : 夢・目標を語る。様々な生き方を示す。
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