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健康とサプリメントについて

先月末の健康診断で十年ぶりくらいに「被爆する検査」を受けました。胸部レントゲンと胃のバリウム検査です。いつもこのふたつはパスしていました。普段から宇宙や食物から微量ですが被爆してるしこれ以上はいいかなあ・・・と思ってしまって。やっぱりどうも「被爆」にははだしのゲンを読んだ時からものすごい拒絶反応が起こります。

胃カメラは一回受けたことありますが、えづきがむちゃくちゃしんどかった。でも自分の胃の中をライブで見れるのはなかなか楽しかったです。バリウムしても何か見つかったら結局胃カメラ再検査になるのでするなら来年からは胃カメラにします。できるだけ被爆したくない・・・

この歳だし(アラフィフ)、運動不足は間違いないし、なんだか健康に自信なくなってきたんですね。あと紅麹サプリ事件の影響で、自分の肺や胃の状態も知っておこうと思った。報道でされているように紅麹自体が悪いわけではないみたいなので「紅麹サプリ事件」と呼ぶと紅麹に気の毒なんですけど・・・、私がこの事件で改めて思ったのは「サプリメントというのは内臓にかなりの負担をかけるんだな」ということ。

いつもドラッグストアで買える安いサプリ(ビタミンBとビタミンC)を朝昼晩飲んでいましたが、最近は飲むのやめています。健康診断もあるし「まっさらな状態」で一度見てもらおうと。ビタミンB、Cなど水溶性のサプリは排出されるのでたくさん飲んでも大丈夫だよ! とは聞きますが、それはそれで濾す機能の腎臓にかなり負担かける気がします。腎臓にフル回転で仕事させてるような。腎臓だけじゃなく他の臓器も。

ほとんどが排出されて無駄になるし、臓器傷めるものをわざわざお金かけて飲んでる気がしてきて、何だかなあと。それと、サプリのような「ぎゅっと高濃度に凝縮された栄養素」が誕生したのは近代になってからであり、適用するのにまだ人間の身体が追い付いてないとの意見を目にして、そうかもしれない気がしてきた。

サプリで怖い経験があります。新聞によく広告が載っていたにんにく卵黄(商品名は忘れました)。無料お試しを取り寄せて朝、規定量飲んで電車で会社に向かいました。立ってましたが最寄り駅に近づくにつれ頭から血の気が引く感覚があって、でも降りたら遅刻するので我慢し続けました。最寄り駅につき、急いで出ましたが階段下のところで我慢しきれずしゃがみこみました。貧血です。

サプリを飲むまでは普通に元気だったのでおそらく原因はこれで、素人考えですがにんにくの成分がぎゅっと濃縮されてるので溶血作用が強すぎたのだろうと思います。もちろん体質の合う合わないがあるとは思いますが、残りは捨てました。あの時、大丈夫か?って声かけてくれたおじさん、ありがとうございます。

こんな思い出もあるのでサプリはやめて、お菓子類も今後は控えめにして、無料で受けられる分の検査はちゃんと受けようと。仕方なく十年ぶりに白いうんこを見ました。

採血で、注射器内に血がピューッと迸るのを見てると、やなせたかしの名言(詩ですが)を思い出します。

手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮

手のひらを太陽に

そう、この勢いは血の潮そのものだなあ!生きている!と感動します。ちなみにいつも「まっかに燃える」と間違ってしまいます。

採血の際、看護婦さんからおもしろい話を聞きました。
「人によって血の色とか、出方とか違うんですか?」
「そうですね、血が白っぽい人は要注意です」
「鉄が少ないからですか?」
「そうではなくコレステロールが多くて白っぽく見えるんです。しばらく放置すると脂分が分離して浮いてきたりします」

だそうですよ。採血の際、血が白っぽい方はご注意です。鉄分が少ない貧血気味の人はどうなのか? 質問続けたかったけど時間が足りず聞けずじまいでした。残念。

あのう、いま〇〇〇を飲んでて調子いいよ! って方は、気にされず飲み続けてください。脅かすつもりはないのです。効果のある商品も実際あるでしょうし、高価なやつは吸収の面とかちゃんと設計されてるのかもしれません。サプリ批判のつもりはなくて、被爆に関しても、あくまで私の感じ方です。そしてこんなこと言ってても自分はそのうちまたサプリ飲みだす気がします。