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DevOpsDays Tokyo 2023にCTOと開発メンバーと一緒に参加してきた!

2023/4/18~19でDevOpsDays Tokyo 2023が開かれました。表題の通り、参加してきました。以降、あえて、上から目線な「連れて」という言葉を使っています。

大切な変化だと思っているので、この瞬間の思いを記録します。

CTOを連れて行きたい!

CTOには組織づくりや事業の方向性に集中してもらいたい私

弊社は小さなスタートアップですが、今の経営陣を中心に地道に努力を重ね、サービスを作り、販路を広げて成長してきた会社です。弊社CTOは経営のことを気にかけながらも細かい業務もこなすスーパーマンです。私自身、とても尊敬する一方で、CTOには組織づくりや事業の方向性に集中して、他のメンバーに権限や責任を移譲し、組織全体の最適化に努めてもらいたいと考えていました。(注:当時の状況なので、現在はかなり変わってきています)

RSGT2023で言われた「カンファレンス連れてきちゃいなよ」

そんな中、RSGT2023で様々な人に上記のような相談をしていたところ、たくさんの方に「YOU、CTO連れてきちゃいなよ」と言われました。当時の私は「忙しいって言われて無理だろうな」と考えていたのですが、みなさんからのアドバイスはしっかりと心に刻まれていました。

DevOpsをしっかり取り組んでいきたい

私は過去の開発経験でCI/CDを取り入れて開発していました(DevOpsと呼べるほどではないですが)。その経験もあり、スクラム開発導入初期からDevOpsを導入することを模索していました。弊社は創業から走り続けてきたので、機能実装を優先するために、仕組みづくりは疎かになってきました。ジョインした私としてはすごくモヤモヤしながらも機会をうかがっていたわけです。

開発メンバーを連れて行きたい!

カンファレンスに参加する人を増やして行きたい

RSGT2023で得られた社外からの熱量。率直に言って、私一人燃え上がっている感覚でした。カンファレンスに行くことで得られることの大きさは、言葉では伝えられない。だからこそ、当たり前にカンファレンスに行くような文化になると良いなと思っていました。こちらもDevOpsの導入同様機会をうかがっていたところでした。

DevOpsへの道が開けた

前述にも書いた通り、私はDevOpsを社内に導入したい思いがありました。
私の直属チームは研究開発のチームでしたが、チーム立ち上げ初期から「静的解析しましょう」、「単体テスト書きましょう」、「デプロイは自動化しましょう」とか「CI/CDはソフトウェア技術者として当たり前なんだよ」、と伝えていました。
DevOpsへの潮目が少し変わったのが、開発チームの再編でした。私直属のメンバーが他の開発チームに異動することになったのです。彼らに意識が根付き始めていた頃だったので、CI/CDを他のチームに伝えてほしいなと考えていました。
そして、その後、なんと、彼は異動先のチームで瞬く間にCI/CDの導入を推進してくました。DevOpsへの道が開けた瞬間でした。

見つけた!DevOpsDays Tokyo 2023!

2023年3月にDevOpsDays Tokyo 2023が開催されることを知りました。東京で開催されるし、私としては参加したかったものの、正直、私は組織作りにフォーカスしているので、DevOpsを聴きに行くような状況ではなかったワケです。でも行きたい。
それが、まさに開発メンバーの彼がCI/CDの導入を進めていた頃で、ふと天使と悪魔が私にささやきました。

彼はDevOpsDaysに参加すべきです。
ついでにあなたも行ってしまいましょう。

私の頭の中の天使と悪魔

そして私の頭の中の天使は続けて言いました。

組織にDevOpsを広めるためにはCTOも参加すべきですよ

私の頭の中の天使

これだ!そして、すぐにCTOに声をかけました。そして・・・

いよいよ当日!DevOpsDays Tokyo 2023にCTOと開発メンバーと私(EM)で参加!

参加前の不安

正直、RSGTほどの熱量は無いのは想像していたし、何より、DevOpsがテーマのカンファレンスで「どれだけ盛り上がるのだろうか」という不安。また、CTOから「あんまり面白くなかった」なんて反応が来たらどうしよう、という不安など、かなり抱えきれないほどの不安を感じていました。実は、めっちゃ緊張してました。

開催中はSlackでコミュニケーション

各人が見たいセッションに参加しようという話になり、それぞれ散り散りになりました。3人のDMで感想を書きながらワイワイ過ごしました。後で思い返せば、SlackもOpenなチャンネルで会話すればよかったなと思ったのですが。。。
途中、Slackで入ってくる情報の中に、CTOが質問した内容が書かれており、楽しんでくれてるっぽいな、と安心することができました。

ネットワーキングパーティーやOST

お2人を誘って来てもらった割に、フォローすることなく、それぞれ自由に行動していました。(まぁ大人だし大丈夫でしょw)
各々が他社の人たちと楽しそうに話しているようでした。

マイケルフェザーズにサインもらった
推し活ってこれか

みんなで参加した後、どうだったか

3人でFunDoneLearnでふりかえった!

次の週に3人で集まってふりかえりをしました。
次のアクションまで探すことはつながらなかったのですが、個人的には他の2人にとってどんな体験があったのか聞けたので、ふりかえりは有意義でした。以下、一部ふりかえった声を紹介します!

  • 開発メンバーの声

    • DevOpsを推進する上で、まずテストの導入を進めたい

    • DevOpsの重要性について実感することができた

    • 4keysちゃんと初めて理解した

    • テストを導入していった後の問題点なども聞くことができた

    • Twitter色んな人と交換した

  • CTOの声

    • 大きなシステムをどうやってDevOps回すかの事例を知れた

    • どこの会社も同じような問題を持っているんだなぁ(→安心しないでw)

    • 燃え尽きてしまった場合には立ち止まる

    • 熱量高い人と出会えた

今半のお弁当が美味しかったという話も盛り上がりました。

カンファレンス後の行動変容

現時点では、正直な気持ちとして、次のアクションを明確に提示することはできてないところがモヤモヤしているところではあります。
しかし、一方で、明らかに彼らの心に変化があって、彼らの行動変容につながっているように感じます。開発チーム全体のDevOps文化への歩みが始まっている感覚はあります。明確なアクションを定義することもまた大事かも知れませんが、彼らに少しでも感じてもらえる何かがあっただけでも良かったんじゃないかと思っています。

私自身の反省

半分勢いで、天使と悪魔の言葉に導かれて、CTOと開発メンバーを連れて行ったものの、「参加してもらうこと」が目的化してしまっていて、「参加した結果どうしたい」をきちんと定義できていなかったかなと反省してます。

まとめ!

色々反省点もあるものの、目的が「参加してもらうこと」だった私としては大満足でした!

カンファレンスや社外コミュニティに参加する文化や浸透は、まだまだまだまーだまーだ先な気がしますが、組織文化が少しずつ変わっている感じはします。組織の変化は緩やかでも、その少しの変化だけでも感じられるように、楽しんでいけたらいいなと思います!

いきいきDevOps仮面と。
結局のところ楽しけりゃいいんじゃ

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