Dragon Coffe 〜大阪新世界にあるオアシスの軌跡〜
2020.10.11
久々に新世界を歩いた。
コロナ禍という事もありインバウンドは完全になくかっていた。
しかし、日本人観光客は存在し、全く活気が無いというわけではないが少し寂しくなったなという印象。
そんな新世界の通天閣から徒歩3分、新世界市場南入口に凄く素敵なカフェが!
その名はDragon Coffee!!
オーナーは劉浩さんです。
私自身、オーナーとお店の虜になりまして今回YouTubeで取材をお願いしたところ、劉さんは快諾くださりました。
その記事を文章でもまとめてみようと思います。
①オーナー劉さんの生い立ちと経歴
中国で産まれ8歳まで暮らし日本へ。
大阪府岸和田市で少年時代を過ごしました。
終始笑顔でポジティブな劉さんは辛い事などは言いませんが、言葉の壁と新しい国の習慣は大変であっただろうと思います。
16歳からは建築業界の塗装のお仕事に従事。
21歳で独立する。この辺りから自分のルーツへの興味がどんどん強くなり中国へむかい、飲食店で語学を学びながら中国料理の免許を取得するのである。
凄い行動力ですね(^^)
②大手術と人生の転換期
その後建築塗装業を続けていくうちにヘルニアになり、更に交通事故で48時間の大手術をすることになりました…
その時に人生を考えるキッカケになったそうです。
「自分は好きな事をできているのかな?」「自分にやれる事をしているのか?」
そんな大手術後のリハビリ中、美味しいコーヒーと出会いました。
それまで苦手だったコーヒーが美味しく感じた時に「あっ、俺コーヒー勉強したいな」と思いバリスタの専門学校に行く事を決めました。
それとほぼ同時期に以前から興味があったガラス細工もやってみたい!という気持ちが強くなっていた。
glass工房 ココイロさんで修行をし始める。
この手術後の転換期がオーナー劉さん人生のモットーW火遊びのバックボーンとなった。
少しスピリチュアルな話しにまなりますが、引き寄せの法則と言うのですかね?
劉さんが、この2つをやると決めた時にこの2つをやるために必要な情報やご縁が増えたそうです。
コーヒー屋に沢山勉強しにいく機会が増えたり、ガラス細工のワークショップの話であったりetc
そして更に歯車が加速し、新世界市場Wマーケットのお話しが来ました!
これもご縁だと劉さんは言います。
こちらWマーケットでは1番人気のお店は開業支援があるそうです。
もちろん劉さんが出していたDragon Glassは毎週1位を破竹の勢いで達成した!
そしてついに開業支援で賞金を獲得し、新世界のオアシス!Dragon Coffee誕生する。
③Dragon Coffeeの魅力とは⁉︎・カッコいい店内は全てDIYオーナーの劉さんがデザインを考えてご友人と一緒に4ヶ月かけて作り上げた。
こだわりの店内はまだまだ進化していくそうです。
・何故 クリアで美味しいコーヒーが飲めるのか?
僕の場合は5杯飲んでも気持ち悪くならなかった。衝撃を受けた。
缶コーヒーだと連続で2杯飲むと胃がしんどくなってしまうが、Dragon Coffeeのコーヒーはそれが全くありません。
劉さんの拘りコーヒーには究極のルールがある。
豆を洗う→カビなどの不良品をハンドピック→焙煎→火入れ未熟豆などのハンドピック
そりゃ上手いわけだ。劉さん曰くこれらをしないと、農薬を飲んでいるのと同じだそうです。
そもそもコーヒー豆はコンテナに積む際に商品の劣化を防ぐ為に大量の農薬を撒かれるそうです。その上で2.3ヶ月の月日と温度差でカビが生える豆が出てきてしまいます。
それらを洗い落し、しっかり除去する。
「コーヒー口に入れるものなので、ウチではしっかりしたものを出したい」
劉さんはそうおっしゃてました。
他にもアイスコーヒーを飲みやすく窒素の圧力でクレマ(泡)を出してクリーミーにして提供したり、コーヒーも香りを楽しめるようにワイングラスで提供している。
私はたった1回で虜になった。
・ガラス細工はアクセサリーを中心にパイプなど、センスの良いアイテム
ガラス細工はほぼ全て劉さんが作られたアイテムです。
どれもめちゃくちゃカッコいい♪
劉さんが使うガラスはパイレックスガラス(2000度を超えてから溶け出す)を使用する。
安価なガラスは鉛や錫が混じっており、すぐに溶け出す上に、強度やクリアさも落ちてしまう。
劉さんはガラス細工にも拘りもってやっている。
見てもらうのが1番伝わるであろう!
・他にも帽子や雑貨など劉さんのいいと思う物が沢山並べられている。
④W火遊びを実際に体験してみた
・コーヒーの焙煎
①コーヒー豆を選ぶ
私は今回メキシコオーガニックをチョイス
②50度のお湯でコーヒー豆を洗う
ここで農薬と薄皮をとっていきます
③ざるからトレイへ移して状態の悪い豆をハンドピックして取り除く
④ついに焙煎!
好みや用途で火入れ具合を相談出来ます
⑤火入れが未熟なものを取り除き袋に詰めて完成
・ガラス細工
①棒状のパイレックスガラスを用意
数種類の色のガラスをスタンバイします。
②ガスバーナーのガスと酸素量を調整して青い炎にします。
理科の実験が懐かしい^ ^
③ガラス加工用のサングラスをかけて、ガラスに火を当てながら作っていきます。
不器用な私には非常に難しい。
劉さんがしあげをしてくれていい感じになりましたー!!
④最後に今後のDragon Coffee
お店のインテリアも含めて、ガラス細工にコーヒーはどんどん進化していきますとの事。
新世界市場Wマーケットからの1号店という事もあり、地方創生にも熱く向き合っておられます!
今後は母国中国にもビジネス展開の予定。
美味しいコーヒーとガラス細工のW火遊びで大阪も中国も元気にしていかれます^ ^
劉さんを取材して感じた事は、まず人生を楽しもう!本当の意味で謳歌しよう!継続すると沢山の仲間が増えて更に楽しくなり循環していく。
こんな素敵なお話しを聞ける私も今、人生の転換期なのかもしれない。
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