新しい家族の形を #soar応援
こちらの記事には、ウェブメディアsoarの4周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。
こんにちは！2018年10-12月までの3ヶ月、soarのインターンとして仲間に入れていただいた前田です！
僕にとっては「NPO法人soar」「Webメディアsoar」というよりも、お世話になった一人のような感覚。呼ぶとしたら「soarさん」とさん付けしたくなる”恩人”のような存在です。
そんな僕がここ数年よく考えることとsoarを通じて考えたことを書きたいと思います。
それは「家族」ってなんだろう？です。
一人っ子で母子家庭、おじいちゃん・おばあちゃん子だった僕は、3年前に母を亡くしてから血縁関係のある家族がいなくなってしまいました。それ以降自分はとてつもなく「寂しがり屋」なのだと気づきました。そしてずっと”埋まらない穴”を抱え、それを埋めたいと思いながら生きているような気がしています。
帰る場所がない不安。
心もたれかかる場所がない不安。
弱さをさらけ出す人がいない不安。
どれだけ楽しく充実した日々を過ごしていても、落とし穴のように”埋まらない穴”は突然現れてきました。そんな居場所がなかった当時の自分にとっては、不安が夢を諦める理由になったり、一歩踏み出すことを妨げてきました。
しかしsoarの記事で紹介されている記事を読んだり、実際にその場を体感することを通じて「血縁関係だけが家族じゃない」そう思うようになりました。
自分の悩みや苦しみは決して一人のことではない。同じような生き方や考えで苦しみ、その上で生きている人がいるんだ。
苦しんでいるのは自分だけじゃない…そう思えるだけでちょっと安心したりホッとする。
その余白から生まれる気づきはやがて勇気に変わっていきました。
そんな「家族」を自分自身で作れたら。
自分の”埋まらない穴”を埋められるかもしれない。
そして自分がこれまで一歩を踏み出せたように、誰かの居場所になるかもしれない。そう思うようになりました。
新しい家族の形を
いま僕は29歳。「そろそろ結婚とか子どもとか考えなきゃね」なんて声をかけられることも増えてきました。
でも決まって「家族は欲しいんですけど、その為に結婚したいとは思わないんですよね」と答えます。
それは「結婚＝家族ができる＝幸せ」という価値観が溶けて選択肢が広がったからです。
安心できる場所、ホッとできる場所、多様な人が鎧を脱いで集まれる場所。
それがいずれ誰かの居場所になったり勇気に変わると思うのです。
家族と呼べるような関係性をこの世界に増やしたい。
社会のためにでもあるけど、何より自分のために作りたいと思います。
寂しがり屋は長所だよ！
先日瑞穂さんにかけられた言葉です。
それまで自分のコンプレックスでもあった”埋まらない穴”は捉え方を変えることで長所になるのだとハッとしました。
soarの記事に登場するみなさんもそうです。
はじめは絶望を抱えていても、やがて希望に変わっていく。一見マイナスなことでもプラスに転じる瞬間がある。その過程を記事として発信することで読者の背中にも翼をさずけてくれる。
これからも一人でも多くの人に情報という名のやさしい翼が届くように、soarさんを応援していきたいと思います。
一人でも多くの人「soar」な瞬間を感じられますように。
soarはNPO法人soarが運営するウェブメディア。「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」ことを目指し、障害者や高齢者、LGBTなど様々な人の生き方やサポート事例について紹介しています。
2019年12月22日に迎えるメディアオープン4周年に向けて、サポーター会員800名を目指しています。（現在760名のサポーターのみなさんに支えてもらっています！）より多くの人にsoarを知ってもらうため、今年もハッシュタグキャンペーン「#soar応援」 を実施します。
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