選挙結果、どうなる今後のスポーツ界

衆議院選挙も終わりました。
まぁこういう所で思想などを語るのは良くない、相応しくないと思っていますので政権についての云々は差し控えますが…
今回は政治家とスポーツの世界を少々私の経験とネットワークの情報などを加味させてご紹介したいと思います。

やはり何と言っても政界の重鎮でオリンピアンでもあるといえば麻生太郎氏。1976年モントリオール五輪にクレー射撃で出場。41位だったそうですが、本当凄いですね。欧米諸国でのオリンピアンというステータスは絶大で、社会的信用にも繋がっているそうです。更にメダリストという事になればもっとそのステータスは絶対的になり、以前オリンピックの時にも書きましたが、サッカーの吉田麻也選手はだからこそメダル獲得にこだわったということなのです。

そして政治家でメダリストといえば橋本聖子さん。組織委員会の会長を歴任されたことは皆さんもよくご存知ですが、1992年アルベールビル五輪で冬季五輪日本人女性初のメダルを獲得され、さらに夏季五輪にも出場され計7回のオリンピックに出場されています。(世界最高は9回のようです)

歴史上で調べてみますと、1924年パリ五輪に陸上で出場した岡崎勝男さんという方が一番古いようで、内閣官房長官や外務大臣をされたようです。何か適任の人事のような気がしますよね。また女性では1960年のローマと64年の東京五輪に体操で出場した小野清子さん。更に小野さんはメダリスト。
ホント凄いですね。

現職であれば馳浩さんや朝日健太郎さんもオリンピアンですが、今回の衆議院選挙を戦ったスピードスケートのメダリスト堀井学さんも忘れてはならない存在ですね。今回は小選挙区では共闘で苦汁を飲みましたが比例で復活当選されました。
またオリンピアンでなく元プロスポーツ選手ですが、今回の衆議院選挙で勝った赤間二郎さんは元プロボクサーです。

政界を引退された方々だと、サッカーの釜本邦茂さんやノルディックの萩原健司さん、柔道の谷亮子さんなどもいますし、プロスポーツ界でもアントニオ猪木さんをはじめ江本孟紀さん、大仁田仁さん、等々
本当にスポーツ界から政治家になった人達は沢山います。

私も何人かの方と仲良くさせて頂いておりますが、政界を経験されたスポーツ選手のお話は本当に面白いしスケールがデカいです。
特に私が面白い!と思ったのは江本孟紀さん。他の野球界の人達の話とは異次元の話で、大変興味深いものでした。

あとスポーツに理解がある体育会出身者という人では、コロナ対策大臣としてもご活躍された西村康稔さん。西村さんは東大のボクシング部出身。スポーツに本当に理解がある方で、日本でeスポーツを広めるために立ち上げた日本eスポーツ協会設立準備委員会でも会長をやって頂き、日本のeスポーツの創明記にご尽力を頂きました。
今年の年末に開催される村田諒太のタイトルマッチには、赤間二郎さんも交え3人で観戦に行こうなんて計画中です。

実は政治家予備軍としてスポーツ界は沢山の人材が埋まっているように思います。
その第一候補はゴルフの宮里藍さんではないでしょうか。私の仲間が宮里さんのお父さんに「藍ちゃんは引退したら政治家になるべきだ…」と話したらお父さんも大そうリスペクトして「いや私もそうした方が良いと考えていた…」なんてやりとりがあったようです。
あと賛否両論あるとは思いますが、政治家をやったら面白いのでは?と感じたのはプロゴルファー池田勇太さん。
彼は選手会の会長になった時、男子ゴルフ界のテコ入れを電通とやりたい…という事で話し合いを設けました。その時の彼の言葉は、自分よりも男子ツアー、更にはゴルフ界の発展の為という視点で話されたのにはビックリしました。ボランティア精神、自己犠牲なくしては政治家は務まらないと思うからです。

これからももっともっとスポーツ界から政治家になる人達が増えてくるかと思います。
でも一番残念で欧米諸国と違うのは、
日本はまだまだスポーツは体育であり文化になっていないところ…
これが問題なのです。
それにはスポーツ界からもっと政界へ人材を送り込んで、スポーツというコンテンツを利用して地域産業へ繋げていく施策をもっと考えるべきなのではと考えます。

スポーツを文化にする…
スポーツを産業へ寄与させる…
ホント沢山施策は思い付くのに、残念な限りです。。。。
今回の衆院選で当選された方々へ期待しないではいられなくなっています。

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