よもやま料理帖 〜まぜご飯〜
今日は朝早くから弁当を作ってます
炊き出しのおばさんになった気分
（笑）
そう言えば、先日
飯炊きジジイと呼ばれました
言いたいやつには言わせておけばいい
食べることは
生命における最も重要なミッションなのです
さて
今日なぜ弁当作ってるのか
というと
お世話になった年寄りに
半強制的に、飯を食べさせるためです
（笑）
何かと高カロリー、高たんぱくを意識して
繊細に味を良くして
出来る範囲で美しく盛り付けて
そそる香りを封じ込め
ひと口でも多く食べてもらうためです
我々の年代の親たちは
ちょうど後期高齢者じゃないですか
まだまだ自分のことは自分でできていて
一見、何の心配のない老夫婦
もしくは、独居老人
そう思っていたのに
久しぶりに会うと
あれ？ずいぶん痩せたなぁ、とか
一緒に食事に行っても
好物なのに残しているなぁ、とか
そういえば何となく
意欲がない、覇気がないなぁ、とか
でも、暮らしてはいるんだから
大丈夫だな、、と
過ごしています、だなんて
年寄りにそんなことを思ったら
すでに緊急事態です
フレイルの恐れがあるんです
フレイルとは、いわゆる老衰状態
山ちゃんは、病院でフレイルの行く末の患者を
何人も見ているので
それがいかに大変な事態だと分かりますが
医療・介護に携わってないと
年寄りたちは一応は暮らしてしまっているので
全般的な能力低下に気づけないんです
気づけた時には遅い場合が多くて
年寄りは、能力の回復は本当に難しい
不可逆的と思った方がいいです
ですから
食が細くなって、日がながく過ぎ
食べないことが「習慣」づく前に
まわりが気づいてあげてほしい
少しだけ、繊細に見てあげてください
お母さんとお父さんと友人で
美味しいね、これはまずいね
と話しながら食べてもらうのが狙いです
さて、今回も友人からの依頼を受けました
最近、ご飯を食べないパーキンソン病の母に
ご飯を食べさせたい
素晴らしい、この依頼
引き受けさせていただきます
このお母さん
俺が副業で料理教室をしていた時に
税金関係の事務的な処理を
無償で引き受けてくれた人なんです
山ちゃんは今お金が必要なんだから
いっぱい働きなさい
そう言って税理士の旦那をほだしてくれました
ずっとお返しをしたかった
ということで
先日、親に食べさせて評判良かったので
この特性まぜご飯を
先ほど、友人に手渡してきました
①枝豆とカリカリ梅のまぜご飯
脳は糖分しか栄養になりません
砂糖を小さじ1、多く入れます
②塩豚とトウキビのまぜご飯
そんな時は、野菜と混ぜて細かく刻んで
あら食べてたわ
罠は、二重にも三重にも仕掛けます
③マコガレイの煮つけ
と、言うように進言します
使える義理は、何でも使うのです
④あおさのすまし汁
薬味であっても
少しでも、食べてもらうため目数が大事です
三つ葉、小ネギ、カイワレ
カレイの煮つけにのせてもよいように
たくさん用意しました
友人が、山ちゃんが作ってくれたよ
作ってくれたんだから
と言えば
食べないないと、悪いわね
（笑）
そんな義理でも使えるのなら
何でも使うのです
食えー
食えー
食えー
メタな圧力で
半強制的に食わせるのでした
↓まぜご飯、１分半の動画にまとめました
今回画像が悪くて、あんまり美味しくなさそう
でも、美味しかったですよ（笑）
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