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ヤブヘビ神話 〜creator history〜

この世界に生まれおちた
はじめての人間、オダマ♂とイポ♀

彼らは純粋無垢で
言葉もなく、知性もない
ただただ存在するだけで
愛に満ち満ちて暮らしていたのです

創造主セフレは彼らの魂に
禁断の果実は食べてはいけない
と、油性ペンでしかりと刻みつけたため
とても長い間
ふたりは愛に満ち満ちて
暮らしていたのでした


ある日、ふたりの前に
不躾なヤブヘビが表れて
おまえらはバカすぎるから
あそこにある禁断の果実を食べた方がいい

そうテレパシーで
そそのかしてきたのです

オダマとイポは、純粋無垢のまっさらさら
つまり相当バカだったので
ヤブヘビのテレパシーを
信じてしまったのでした

ふたりはさっそく
禁断の果実がたわわに実る木のそばへ
オダマがひとつ
禁断の果実をもぎとりました

果実には、油性ペンで
『shame』と刻まれてます
オダマとイポには
これが何なのか分かりません
イポもひとつもぎとりました

果実にはやはり油性ペンで
『words』と刻まれてます
やはり、オダマとイポには意味不明です

そして、意味不明のまま
オダマは、『shame』の果実を食べ
イポは、『words』の果実を食べたのでした

まずイポが果実を食べきった途端
なんと口から言葉を発したのです

甘くておいしー

オダマはその聞いたことのない音に驚き
イポの方を振り向きました

!!!!!!!!!!!!

すっぱだかのイポが
なぜにどうして
恥ずかしくて仕方がなく
両手で目を覆うしかなかったのでした

イポはオダマが
なぜ慌てているのか、意味が分かりません
その慌てようが滑稽だったので

あんたバカじゃないのー

と、オダマの両手を掴み
無理やり目から引きはがしたのでした

はがされたオダマの目の前には
イポの乳房のボヨンボヨンと
お股のチンチロリロリンが

△✖✖!〇✖▽凸▲凹✖✖✖!!!!!

オダマは何が何だか分かりませんが
見慣れているハズの
イポのボヨンボヨンとチンチロリロリンが
恥ずかしくて恥ずかしくてしょうがないのです

△✖✖!〇✖▽凸▲凹✖✖✖!!!!!

オダマは目を手で覆いたくても
イポの予想以上の怪力がそうさせません
いてもたってもいられなくなり
オダマはうつむきました

♂?

♂♂♂♂♂?↑↑↑↑??♂♂♂♂♂!!!!!

オダマの心の声:
なんっじゃこりゃ?

うつむくと自分の股から
さっき食べた禁断の果実の
腐ったような色した長ひょろいナニが
ぶら下がっているではありませんか

オダマの心の声:
な、な、なんでか知らんけど
隠しもしないで
俺ってすっごく恥ずかしい!!!

オダマは顔面を紅潮させ
思わず両足をこすり合わせ
クネクネと体を揺らしました

イポは、そのオダマの姿を見て
ゲタゲタと笑いだし

おまえのバナナ、ちっちぇーな

と言ったのでした
そう先ほど食べた禁断の果実とは
バナナだったのでした

オダマのナニは
バナナの腐ったようなものでしたが
イポは性根が腐っていたのです

オダマ心の声:
イポが意地悪な顔して笑ってるし
イポはボヨンボヨンのチンチロリロリンだし
俺なんか腐ったバナナがブランブランだ

何なのもう、何なのよ
恥ずかしくて恥ずかしくて
しょうがないじゃない

そんな羞恥心に打ちのめされて
今にも失神しそうになっていた
オダマの手には
『shame』のバナナの食べかけが
握られていたのです

へぇーい、それよこせ、やッ!

イポは、オダマの両手を放し
『shame』のバナナを奪いとりました

イポに解放された瞬間
オダマはダンゴ虫のように
地面にしゃがみ込みました

イポは、オダマのバナナを
ひと口で飲み込みました

すると

甘くて美味しー

イポがバナナの甘さに
とろけていたと思いきや
はたと気づきます

私、まっぱで仁王立ちしてるんじゃね?

私、まっぱで何やってんの?

生まれて今日まで
オダマに隠すところも隠さず
毎日毎日、ふたりで
日向ぼっこしていた思い出が

走馬灯のように蘇ります

このでっぱりは、なんなんだろう?
そんな好奇心で、ツンツンしたり
チネったり、フーっと息をかけたりして
遊んだ時期もありました

イポは、めぐるめくふたりの思い出たちが
恥ずかしすぎて
押しつぶされそうになりました

恥ずかしい、恥ずかしい
恥ずかしい、恥ずかしすぎる
なんでなんでなんでなんで
今の今まで私たちはすっぱだかなの!?

オダマは恥ずかしさのあまり
ダンゴ虫になったまま
微塵も動くことはありません

は!!!

イポの足もとでオダマが
ダンゴ虫になっていることに気づきます

もしオダマが見上げたら
角度的にイポのチンチロリロリンが
丸見えじゃないか

こっち向くんじゃねぇぇぞぉぉッ!
ぎゃぁぁぁおおおおっぁぁぁぁッ!

ばぴゅーーーーんと
イポはオダマの視界から
出来る限り遠くに逃げたのでした

それ以来、ふたりは
星の反対側で暮らしたため
この人類はたったの一代で
絶滅したのでした

創造神セフレ:
ヤブヘビだったかぁ

このオダマとイポの話から
余計なことをして
かえって悪い事態を招くことを

ヤブヘビ
と言うようになったのです

アタイ6章3節
ヤブヘビの児子より

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