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よもやま料理帖 ~食感いろいろ牛丼風、豚丼~

北海道の東側は道東地方と呼ばれ
日高山脈の扇状地として広がる十勝平野は
札幌の北にある石狩平野に次ぐ
国内3番目に大きな平野で
日本最大の農作地帯なんだそうです

十勝平野の食べ物
美味すぎて、失神しますよ

北海道といえば
新緑の田畑の間をまっすぐ貫く道路を
思い浮かべる人が多いと思いますが
その景色を観るのであれば
この道東地方をレンタカーで1日運転すれば
必ず出会うことができるのです

その道東地方、最大の都市が帯広市です
全国的にも有名な菓子メーカー
六花亭や柳月
乳製品大手のよつ葉乳業の本拠地でもあります

ちなみに、我が家の牛乳はよつ葉1択です

そしてそして

超ヘビー級のばん馬と呼ばれる馬が
1トンもの鉄そりを曳いて順位を競う
世界唯一のばんえい競馬が開催されているのも
ここ十勝、帯広市

土煙の中、力強く駆けるばん馬が
坂道で、いったん止まるのです
そして、騎手とばん馬が意力を込めた後
鎖の音が再び響き、一歩一歩前に進みだすその姿
心を打たれること間違いありません

帯広に来て、ここを見逃す手はありません
オッズを気にせず、入場料だと思って
直感で馬券を買ってみましょう

運良く当たれば、万々歳
ハズレたとしても、この勇士に大満足

前置きが長くなりました
そんな帯広のソウルフードといえば

豚丼

市内に何店舗も、人気店があります

有名店、帯広はげ天の豚丼
確かにグリーンピースがのってるイメージがある
はげ天ですって!?


さて

今回、よもやま料理帖で作る豚丼ですが
牛丼風にアレンジしまして

ゴボウ、絹さやの食感と
しみしみ玉ねぎで
野菜もたっぷり食べられちゃう
絶品豚丼に、したいと思います

今回のポイントは
野菜を火にかける順番と
火の通りに困らないよう
しゃぶしゃぶ用の豚肉を使うところです

北海道は生粋の豚文化でして
すき焼きも豚肉を使うのが主流なんです

牛なんかに、負けてません
道産豚肉の旨み、抜群でございますよ!

なぜ、ラディッシュを
お吸い物に入れてしまったのかは
スルーしてください


〇食感いろいろ牛丼風、豚丼


 注)大盛だと、どんぶり3杯分
   普通盛だと、どんぶり4杯分の量です
 注)フライパン26cmで作ります

・食材
 ゴボウ   太いの1/2 薄い乱切り
 玉ねぎ   1個 短冊切り
 ショウガ  多めの1片 千切り
 絹さや   20個くらい
 しらたき  1パック 60g
 豚肉    300g しゃぶしゃぶ用
 紅ショウガ 適量

ゴボウは、食感を残すために
ささがきよりも厚めの
薄い乱切りにしてみました


・調味料
 豚丼のたれ 150ml
 料理酒     50ml
 水     適量
 ※煮込んでいる時、味が濃ければ注水
 ※好みで砂糖を加える手もあり

皆さんの街に売ってるでしょうか
ソラチ十勝豚丼のたれ
これ、丼ものであれば何でも使えますから
スーパーで見かけましたら
騙されたと思って買ってみてください
これで何の肉でもいいのです
かけて焼いてみてください
今回のレシピは不要だと
気づくことでしょう(泣)


・作り方

絹さやを器に入れて
熱湯に注ぎ、上からラップしておきましょう

このやり方で、絹さやサラダ
三色丼、混ぜご飯、などに応用できる
絹さやは火を通しすぎないのがポイント


フライパンに
豚丼のタレと日本酒を入れて沸騰したら
ゴボウとショウガを入れ
また蓋をして5分ほど煮ます

豚丼のタレは予想以上に黒いですが
味はコクがあって美味しいんです


この間に、絹さやのお湯をすて
キッチンペーパーで水気をふき取る

料理の鉄則
余分な水は可能な限り拭き取る



次に、玉ねぎとしらたきを入れ
また蓋をして、5分ほど煮込みます

牛丼?


玉ねぎにタレの色がしっかりしみたら
豚肉を入れながら、全体を混ぜて
※しゃぶしゃぶ用なので、すぐ火が通りますよ

こうやって肉を広げて
並べる必要は
まったくございません
かえって、量入れれなくて
肉が硬くなります
混ぜ混ぜ


豚肉の赤みがなくなり火が通ったら
火を止めて、絹さやを混ぜて完成

絹さやが入ると
一気に料理感がマシマシでしょ?
彩りを大切にしましょう


好みで紅しょうがをトッピングしたら
ゴボウと絹さやの食感と
玉ねぎにしみしみの豚汁がたまらない

じゃん
じゃじゃじゃ
じゃぁぁぁーん!


食感いろいろ豚丼の完成!
所要時間、15分

調理過程で、フライパンに蓋をして煮込みますが
水気が蒸発して、ちょっと味が濃いなって時は
注水してください

ビックリ仰天、子どもは一心不乱
美味しいので
ぜひ、やってみて

本場の豚丼は、これとはまた違った
厚みのある豚肉どんぶりです
ホンモノの味は
ぜひぜひ、帯広に遊びにきて
味わってみてくださいね

じゃーねー


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