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USCPA(米国公認会計士)の海外受験当日の流れはどうだったの??

まえがき

海外駐在や配偶者の帯同によってUSCPAを海外で受ける方は一定数いるかと思います。ただ、必要な書類や手続方法は予備校が出しているマニュアルに記載されているけど、実際に受験しにいったときどうだったのかという体験談があまりないような気がします。受験当日のイメージを持ちたい、英語があまり得意じゃないから、どのような流れになるか気になるという方のために、自分が受験しに行った時の体験談を記載することにしました。流れがわかれば、少しでも当日の動揺も減り、スコアにいい影響がでるかもしれません。

受験日前にすること(予備校のマニュアルに詳細が載ってると思うので軽く紹介)

自分が受けたい科目を申請し、Prometricのサイト(https://www.prometric.com/test-takers/search/cpa)から受けたい場所・日時を選択して、申し込みをする。※私の受験地はアメリカです。

受験当日の持ち物

■必要書類:予備校のマニュアルを見ると①NTS(受験票)、②身分証明書2つ(パスポート+その他の身分証明書(クレジットカードや運転免許証)、③試験予約時の確認番号(Confirmation Number)が記載されているかと思います。私もこの通り、すべて持っていきましたが、実際はパスポートのみの確認で終わりました。受験場所や州によって、何を言われるかわからないので、全部持って行ったほうが無難だと思います。

■その他:必要書類以外は基本持っていきませんでした。たまに小さいペットボトルの水を持っていきましたが、受験の際にはロッカーに預けることになるので、受験前後に飲むものです。また、ロッカーが小さいので、テキストを何冊も持ち込むことはおすすめしません(笑)

①受験当日:Prometricの受付まで

私の場合、ビルの1階のレセプションでまずは本人確認とビルに来た目的を問われました。ハロー、グッドモーニングといった挨拶をして、CPA試験を受けに来た(例 For CPA exam / I'm here to take a exam of CPA)と伝えると、Identification見せてと聞かれるので、パスポートを見せて、問題なければ、Prometoricがある階に登るように指示を受けました。

②受験当日:Prometricの受付にて

ここでもまず挨拶をし、何の試験を受けにきたか伝えます。するとどの試験科目かを問われるので、FAR,AUD,BEC,REGのどれを受けに来たか伝えます。ここでもIdentificationを見せてと言われるので、言われるがままに渡します。するとボールペンと付箋が渡され、そこにlaunch Codeを書くように指示されるので、それに従います。このコードはNTSに記載されているので、心配なく。書き終わったら、ジップロックとロッカーの鍵が渡されるので、ジップロックにパスポート、ボールペン、付箋を入れて、ロッカーに向かいます。

③受験当日:ロッカーから身体検査へ

荷物をロッカーに入れ、ポケットを空にしたら、身体検査をする場所に向かいます。列に並んで、順番になったら、パスポート等が入っているジッポロックを渡し、身体検査を受けます。腕の袖めくってくれ、足の裾めくってくれ、ポケットをめくって、お尻もポケットも、コインポケットにも何も入ってないか指を入れて確かめてみて、っていうのを順番に言われるので、言われるがままにします。問題なければ、ジップロックを返され、受験する部屋の前に行くように指示されます

④受験当日:受験する部屋の前にて

部屋の前にスタッフ(試験管)がいるので、挨拶します。すると、identification見せてと言われるので、ジップロックを渡します。その後に、受ける試験や、メールアドレス教えてと言われるので、伝えます。写真も撮りますといわれるので、備え付けのカメラを向いて写真も撮ります。一連の確認が終わったら、紙が渡され、付箋についているlaunch codeを紙に書いてと言われるので、書きます。ここで付箋は回収されました。

⑤受験当日:いざ受験!

受験する部屋に入って、ドアの前で立っててとスタッフに言われるので、その通りにします。その後、すぐにスタッフがドアから入ってきて、受験者(私)が受験する席に問題ないか(前の人の忘れもの等)確認しにいきます。問題なければ、スタッフが私を受験する席に誘導してくれます。このとき、優しい試験管だと頑張ってといってくれます。席に座ったらパソコンに表示された注意事項を読み、launch codeを入力して試験スタートです。注意事項を読まずにスキップしている人も多いかと思います(笑)。

⑥受験当日:試験中の離席

試験の間にトイレに行きたくなったら、手を上げます。なお、私の場合は試験官は部屋の外で待機しているパターンでした。外にいるんですが、ガラスごしなので、部屋の中の様子はすべていれる状況です。たまに、試験管が他の受験者の入室手続をしていたりして、受験生が手を挙げていることに気づかないことがあります。そこは負けずに手を挙げたまま、試験管にアイコンタクトを送り続けます。試験官が気づいたら、試験管は席にくるわけでもなく、ボディランゲージで「きていいよ」っていう合図を送ってくれるので、そこで退室して、試験官に、トイレいきたい旨を伝えます。トイレにいった後、再度身体検査を受けて、中に入ります。そのときに列がかなり並んでいたら、試験中だから優先的にチェックして欲しい旨を伝えましょう。


⑦受験当日:試験後

受験後PCにアンケートが表示されるので、答えたら受験している部屋を退室します。部屋の目の前にいる試験官に、紙を返却します。試験官が、受験したことを証明する証明証を発行してくれ、渡してくれます。その後、荷物をロッカーから取って、カギとペンを受付に返してといわれるので、指示に従います。これで受験終わりです。

さいごに

USCPAを海外受験される皆様の役に少しでも立つことができれば幸いです。日本ではあまりないですが、アメリカでは会った時に皆さんおはようだったらい、ハロー、最近どう?っていう挨拶を普通にしてくるので、先に挨拶することにより、動揺しないようにしましょう(笑)。また、頑張って、グッドラック等、気軽に言ってくれます。試験は4時間ですので、怖がらずトイレも我慢せずに行きましょう。気負わず、平常心で受けることで、一点でも点数がよくなり受かる可能性が上がるかもしれません。皆さんの合格願っています。

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