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「今日の1曲」(Twitter投稿まとめ) 2020.09.26 - 10.02

9月26日(土)
昨日のペトゥラ・クラークはブリティッシュ・インベイジョンで攻め込む側のイギリスの人だったわけですが。#今日の1曲 は逆にそれを迎え撃つ側の人たちの曲です。

つまり、アメリカのバンドってことですけどね。1965年に結成されて、1970年代初頭にかけてヒットを連発していた男性4人のバンドですが。

今日の1曲 は、そんな彼らの初めての全米1位になったヒット曲です。元々は別のバンドのマイナーヒット曲だったそうですけど。

1966年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Good Lovin’ (1966)】
元々はR&Bの曲で、ザ・ヤング・ラスカルズ(後のザ・ラスカルズ)はジ・オリンピックスというバンドの演奏を聞きステージのレパートリーに加えていました。そのライブの雰囲気を残してレコーディングしたところ、全米No.1ヒットとなったのだそうです。 


9月27日(日)
今日の1曲 はいつもとはだいぶ様子が変わって、欧米や日本のミュージシャンの曲ではありません。西アフリカのとある国の人の曲なんですけどね。

その西アフリカの伝統的な弦楽器の奏者の演奏です。ハープとかギターの原型じゃないかともいわれる楽器なんですが。ただ完璧にアフリカの伝統的な音かというと、この人、アメリカに移住してまして、ニューヨークに住んでるんですね。

ツアーに出かけてそのまま居ついてしまったそうですが(笑)そのアメリカのミュージシャンも加えて録音したアルバムに収録された曲でございます。なかなか癒される曲だと思いますよ。

2000年のアルバムから、19時ごろに。

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【Tunga (2000)】
ブルキナファソに同名のミュージシャンがいるそうですが、こちらのママドウ・ジャバテはマリ出身でコラという西アフリカのハープやギターの先祖ともいわれる21弦の楽器の奏者。アメリカツアーに行き、そのまま定住し発表した最初のアルバムのタイトル曲を。 


9月28日(月)
昨日の曲は西アフリカのミュージシャンの演奏でしたが、今日の1曲 はハワイの人の演奏です。そうなると、楽器はまあウクレレになるんですが。ホノルル生まれの若い女性ウクレレ・プレイヤーの演奏です。

若いですが、超絶技巧的な演奏で有名な人です。動画とか観ると、ちょっと変わったウクレレを弾いてます。5弦なんですが、4弦だけがダブルになってるんですね。

もともと全部の弦がダブルの8弦のウクレレをそういう張り方にして弾いてたらしいんですが、今では特注のモデルを使っているんだとか。で、弾いているのは、ハワイアンではなく、普通のポップス系の曲でもないんですけど。

昨日に引き続き、これまた癒し系の演奏ですかね。19時ごろに。

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【無伴奏チェロ組曲第1番ト短調 (2020)】
タイマネ・ガードナーはホノルル生まれで、サモア、ドイツ、アイルランド、フランス、スウェーデンの血を受け継いでいるそうです。10代の頃はジェイク・シマブクロ他に師事していたとのこと。特注の5弦のウクレレを使っています。 


9月29日(火)
今日の1曲 は日本人の女性とフランス人の男性によるデュオによる曲です。ジャジーなポップスというか、ネオソウルっぽいというか、まあそんな感じの曲なんですけどね。

元々(?)ジャズのピアニストだったらしい女性のキーボードとささやくようなヴォーカル、男性の方はギターが担当ということで、とてもオサレな曲なのですが。

もう一つこの曲のMVは東京のある街で撮影されたシーンが沢山出てくるのですが、その街が私にはなじみの深いところだということもありまして、私の目に留まった、というわけではありました。

今年出たばかりの新曲です。19時ごろに。

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【Tokyo Ride (2020)】
2018年結成の日本人ピアニスト大谷桃とフランス人ギタリスト Christophe Pannekoucke によるデュオ、Momocurly の新曲。2人は東京のジャズクラブで知りあって意気投合したのだそうです。ちなみにミュージックビデオに出てくる街は東京吉祥寺(笑)


9月30日(水)
洋楽って言葉も古い気もしますが、早い話外国のミュージシャンの曲ですけど。特に欧米のね。で、洋楽として日本に入ってきて、日本で大ヒットしたんだけど、実は本国では全然ヒットしてなかった、なんて曲もあったりするわけです。

そういえば、 Big in Japan なんて言葉があった気がしますね。本国では受けないけどなぜか日本で受けるバンドとか曲とか。初期のクイーンなんかもそんな扱いだったような気もします。で、さて、今日の1曲 もイギリスのバンドによるポップス系の曲なんですが……

日本では洋楽チャート1位になるヒットとなったのですが、本国ではほとんどヒットしなかったそうです。このバンド、この曲のヒットの後、日本の音楽祭にも出てグランプリを獲ったりもしてるんですけど、本国ではダメだったようでして。

そんなバンドの1971年の曲です。19時ごろに。

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【Liverpool Hello (1971)】
邦題は「ハロー・リバプール」(笑)カプリコーンはもちろんイギリスのバンドで、この曲はBBCテレビのミュージカル番組の主題歌だったそうです。日本では洋楽チャート1位になるヒットになりましたが、本国では全くヒットしなかったんだとか。 


10月1日(木)
ファンク・バンドにも色々あります。本拠としている都市も色々で、たとえばタワー・オヴ・パワーなんかはカリフォルニアのオークランドがホームタウンですね。今日の1曲 はニューオーリンズの老舗(?)ファンク・バンドの曲です。

このバンド、1970年代後半に結成され、メンバー交代はあるものの今も活動を続けているブラス・バンドでして。アルバム・デビューは1984年でした。で、現在のこのバンドのギタリストなんですが。

実は、日本人なんですね。ニューオーリンズで活動する日本人ミュージシャンは何人かいるみたいですけど、この人もその1人ということですね。サポートメンバーとかではなく、正式なメンバーとして紹介されています。

デビューアルバムからの曲をライブで演奏している動画を、19時ごろに。

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【Do It Fluid (2016)】
ダーティ・ダズン・ブラス・バンドは1977年結成のニューオーリンズのファンク・ブラス・バンド。1984年に出たデビューアルバムからの曲をニューオーリンズのジャズフェストでのライブで。現在ギター担当の新村健さんは北海道出身の日本人だそうです。 


10月2日(金)
秋の歌というのは沢山ありますが、ジャズ方面のスタンダードナンバーも多いですね。その中でもいちばん有名なのはおそらく「枯葉」かと思いますけど。その他にも色々ありまして。

今日の1曲 もそんな曲の1つでして、「枯葉」よりも10年以上前の1934年(「枯葉」は1945年)に書かれた曲なんですが。古い曲ですが、古くささは今聞いても感じない曲です。

「枯葉」などに比べると、コロコロ転調する曲なので、演奏するにはハードルの高い曲なんですが、それが面白いので、チャレンジする人も多い曲です。今日は最近出たばかりの、あの女性シンガー/ピアニストのバージョンです。

先月出たニューアルバムの中の曲です。19時ごろに。

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【Autumn in New York (2020)】
9月25日発売のダイアナ・クラールのニュー・アルバムは、2017年に亡くなったプロデューサーのトニー・リピューマと制作した未発表音源を集めたもの。その中からクリスチャン・マクブライドのベース、ラッセル・マローンのギターとの共演を。 


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。