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機械のエンジニアからなぜか今はソフトウェアのエンジニアやってます。(オリジナルのアイコ…

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機械のエンジニアからなぜか今はソフトウェアのエンジニアやってます。(オリジナルのアイコン画像が欲しい)

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  • NFTを分析するマガジン

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    エンジニアがデータからNFTの分析を読み取るノートを書きます。企業の新規事業開発部やスタートアップでNFT関連の事業を検討されている方向けに、データや新規技術に基づいてインサイトをお届けします。

最近の記事

DAppsに慣れ親しんだユーザーと初めてのユーザーでプレセール課金傾向の差はあるのか?

今回の記事では、こちらの記事で分析したコントラクトサーヴァント(以下コンサヴァ)と他DAppsのプレイユーザーについてまた違った角度で分析したいと思います。 DAppsゲーム新規ユーザー率コンサヴァプレセールに参加したアドレスの中で新規DAppsゲームユーザーはどのくらいいるのでしょうか。 全てのDAppsゲームを網羅することは難しいため、前回の記事でも分析対象とした日本のDAppsゲームであるマイクリプトヒーローズ(以下マイクリ)、クリプトスペルズ(以下クリスペ)、また

    • ENSコントラクトはどのように動いているのか?

      今回はEthereum Name Service(ENS)のコントラクトで実際にどの様な処理が行われてるかを解説したいと思います。ENSについては、こちらで公開されているコントラクトを参照しました。 ENSの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。 なお本記事ではアドレスを割り当てた.ethで終わる文字をETH名とします。 ENSコントラクトの構成要素 ENSはEIP137で基本機能が定義されている、ETH名とアドレスをマッピングするプロトコル提案です。EIP137自体は

      • コントラクトサーヴァントプレセール参加者はどのくらい他のDAppゲームにも投資している?

        今回はコントラクトサーヴァント(以下コンサヴァ)のプレセールから見るDAppsゲーム分析を行います。プレセールの売上、取引数に加え、プレセール参加者が他Dappsゲームにどの程度課金しているかを分析しました。 1. コンサヴァプレセールコンサヴァはアクセルマーク株式会社が提供するトレーディングカードゲーム(TCG)で下記のようにカードをフィールドに配置して対戦します。 コンサヴァはカードのプレセールを2019年12月18日から27日にかけて行い、約3600ethを売り上げ

        • セキュリティトークンの規格ERC1400で何ができるのか?

          今回はERC1400について記事にしたいと思います。 ERC1400とはSecurity Token Standardを実装した規格です。Security Token(以下セキュリティトークン)はユーティリティトークン(ERC20※)を拡張した様なトークンで、いわゆる有価証券の様に会社の保有権の一部を表したり、トークン保有に関しての法的な制限(KYC等)をクリアした人だけが保有できるといった特徴があります。 このERC1400の特徴と、どの様に実装されているのかを説明して

        DAppsに慣れ親しんだユーザーと初めてのユーザーでプレセール課金傾向の差はあるのか?

        • ENSコントラクトはどのように動いているのか?

        • コントラクトサーヴァントプレセール参加者はどのくらい他のDAppゲームにも投資している?

        • セキュリティトークンの規格ERC1400で何ができるのか?

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        記事

          Ethereum Name Serviceとその応用方法とは?

          今回はEthereum Name Service(ENS)について解説したいと思います。ENSは簡潔にまとめるとDNSのEthereumバージョンです。DNSではIPアドレスを分かりやすい文字(URL)に置き換えていますが、ENSではアカウントアドレスやコントラクトアドレスを文字に置き換えます。 本記事ではアドレスを割り当てた.ethで終わる文字をETH名とします。 アドレスを文字として登録できる DNSでは、例えば216.58.196.227というipアドレスにgoogl

          Ethereum Name Serviceとその応用方法とは?

          クリプトスペルズはどのように収益を出しているのか?

          前回の記事ではクリプトスペルズのカード取引がどのくらいの数、金額で行われているかを分析しましたが、今回の記事ではクリプトスペルズの収益モデル、つまり運営がどの様に収益を得ているかについてまとめたいと思います。 収益を得るポイント現在運営が収益を得るポイントは2つあります。ゲーム内通貨(SPL)の売り上げ、そしてOpenSeaでの取引手数料です。それぞれについて分析したいと思います。 【分析条件】 ・SPL購入時の送信先アドレスを抽出(10/23 ~ 11/2) ・Open

          クリプトスペルズはどのように収益を出しているのか?

          クリプトスペルズはOpenSeaでどの程度取引されてるのか?

          今回はトランザクション情報からクリプトスペルズの市場を分析したいと思います。 クリプトスペルズはブロックチェーンゲームとして国内2位の取引量を誇るTCG(Trading Card Game)で、下記の様なカードを使って対戦します。(遊び方はこちらからご覧ください) このカードにはレアリティが5種類あります。レアリティから高い方から、リミテッドレジェンド、レジェンド、ゴールド、シルバー、ブロンズとなっています。 リミテッドレジェンド、レジェンド、ゴールドはNFT(Non F

          クリプトスペルズはOpenSeaでどの程度取引されてるのか?