私の失敗ストーリー#3『ドン底ってなあに?』
私の名前はのりきむです。
デザイナーやクリエイティブ家庭教師など、「人らしさが表れるモノづくり」を自分なりに探求しています。
私は、今から11年ほど前に重度の過労で倒れてしまった経験があります。
私としばらく連絡が取れなくて心配して家まで来てくれた母に発見された時、私の意識はありませんでした。
再び目覚めた時にはかなりの重症で、通常の生活を送れる様になるまでには、実に6年もの歳月が必要でした。
特に最初の1年間は本当に壮絶で、寝たきりで過ごす日々が続きました。
24歳の時に『私、デザイナーになる。』と神奈川の実家を出てからというもの、東京で1人で頑張り過ぎたのかも知れません。
私が動けない状況になって、母を泣かせてしまったことがとても悲しかったです。
また、生まれて初めて「生きたい」と思いました。
だから、「自分が元気になった姿を母に見せて安心させたい」、
「生き抜いてやる」と思い、
指を動かすリハビリから人生をやり直す覚悟を決めました。
それから、何年か過ぎると、当時の自分が可愛く思えるようになりました。
でも、とても辛かったのは事実です。
だから、その状態でしか感じられない世界、見られない世界を無駄にしたくないと思い、文章として書きとめたり、絵を描いたり、写真を撮ってみたりするようになりました。
そしてこの時のガムシャラに自分の今をどうにか残そうと必死にやっていた日々が、今の私を作ってくれていて、今の仕事にも繋がっています。
そんな私があなたに一番伝えたいことは、どんなに「ツライ状況でもカレーの具のように活かそう」です。
煮込んで煮込んで美味しくなりましょう。
どんなにツライ状況が起きても、すべてはあなたを美味しく輝かせる為に起こっているのかもしれません。
何かを気づかせるメッセージがあるから、必要だから起きていると思って欲しいなぁ。
誰でも人生山あり谷あり。
現在の私もまた新たな局面へと突入しそうで、また一杯に一杯になりながらも前に進んでいます。
「今」というものを宝物にして欲しい。
私の話からそんなことが少しでも伝われば嬉しいです。
最後まで読んでくれて、どうもありがとう。
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【プロフィール】
のりきむ(木村紀子)
グラフィックデザイナー、アーティスト
趣味は職人さんと話すこと。
好きなものはインドカレー、馬刺し、ふわふわしたもの。
『のりきむ』さんのnoteはこちら💁♂️✨
https://note.com/norikim
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