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between home and home away home

Nサロンの台北視察ゼミの、規定課題・自由課題と4日間の短い旅を超えて、改めて今感じていること。

場所を変えることで、感覚が変わる


「日本人は、旅というと、出張か、休暇のどちらかしかない。」
このサロンの間に、何度か川端さんの口から聞いた言葉。

いつもの生活を置き去りにして、最小限のモノと目的と、本能の赴くままに街をさすらう。
非日常の空間に意図的に身を置くからこそ、自分を客観的に見ることができる。
漠然と仕事すぎる目線でもダメで、プライベート感全開でもダメで、日頃の感覚や課題意識を持って非日常の時間を主体的に過ごす。

そういう意味では、もっとオフラインになれたかなー。メッセやメールで繋がるのは便利だけど、もうちょっと深く内省できる時間ができた気がする。

リアルな体験にこそ、価値がある。

正直、予算やスケジュール的にはタイトだったし、サロンのお金も払って、さらに旅費もかかるのはお財布に厳しいなーと思ったのは確か。


14年前には、おっかなびっくりで食べられなかった臭豆腐のお店に入り、さらに隣のおじさんが食べてる料理が気になったり。
ベンチャーピッチであらゆる年代が英語
ローカルランナーと朝一緒に峠道を走ったり。

行かないと、体験しないとわからない。
デジタルな情報が増えれば増えるほど、身体性で感じられることに価値がある。

今は、参加したNサロンのゼミの中で一番気づきが多かったゼミだったと思っている。
あの時ピンときて、途中参加をしてよかった。

そして、感じたことをこうして記しておくことにも、同じくらい価値があると思っている。

境界線の先こそ、道は続いている

innovexで出展していた、家の中でも野菜をつくることができる水耕栽培キット。

日本円にして、30万円くらいの値付けになるそうだ。
そんなに高くないじゃん、と返したら、「日本は家が小さいから、あまり置けないんじゃないのかな?」と切り返されたあとに衝撃の一言。

「逆にアメリカでは、マリファナ栽培の用途で商談中なんだ」
マリファナの家庭用栽培がアメリカでは今後一般的なる可能性がある、というのはまさに、台湾に来る前日に、高城剛さんの「GREEN RUSH」で話していたこと。


ちょうどこの質問をしようと思っていたタイミングに、向こうからコメントがあってびっくりした。

大麻を賛美する本ではなく、かたや、日本では違法薬物として逮捕されるくらいのものが、飛行機で半日飛んだアメリカでは、ごく真っ当なプロセスを経れば誰でも買うことができ、さらに生活や産業構造の変化が起きている、という世界の現状を記した本。

世界のどこかで生まれている技術やアイデアも、偏った目線だけだとビジネスのタネに気づかない。

自分が浮かんだアイデアを形にするのは、日本の中にいるだけだと芽が出ないかもしれない。

自分も春にアメリカに渡って、このラッシュ具合を知っていたから、すごく腹に落ちた。

プライベートよりも仕事。
仕事よりも、自分なりの視点を持って旅をしたこの4日間で、日本の良いところと良くないところ、自分の国内での個性、海外に出た時に立ち位置や見え方など、まだまだ書き表せないほどの感覚と判断軸ができた。

フリーランスになって2年目。
組織に属してはいないけれど、今暮らしている足元のコミュニティやチームの価値観にだいぶ染まってしまっている自分がいることも感じられた。

どこかに1つの会社や組織、場所に縛られずに生きていきたい。
そう考えて8年前に転職をしてから、会社には属さなくなった。
が、まだまだ国には1つに頼ったままだ。

今回、夜市をアテンドしてくれた友達は、仕事がきっかけで知り合ったけど、日本語を学んだ後にこれを使う仕事がしたくて、いくつかの転職を繰り返し、今は日本と台湾を往復している。
そういえば、古くの知り合いが台湾に移住してyoutuberになっているのを思い出した。

春に行ったNYでは、10年サバイブして現地の大学の先生をやっている先輩や、何のツテもなく会社をやめてブルックリンに移り住み映画を撮っている同年代など、異国の地で働くこと仲間がどんどん増えている。

数ヶ月でできることではないけれど、次の自分が向かう先はそこかな。
この時のツールになるのが、英語とデジタル。
言語というより、教養としての英語。
ツールというより、感覚としてのデジタル。


新しい気づきを与えてくれたNサロン、ゼミのみなさん、ありがとうございました!

規定課題

自由課題


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