ふらっと<能登>
2020年の正月が明けてすぐ、10日ほどの旅に出た。
理由はいくつかあったけど、ひとつが「美味しいご飯が予約できたから」
それ以上に
鎌倉を朝出て、新潟を縦断し、能登半島へ。
大学生の時以来の千里浜へ
久しぶりの日本海は、普段の逗子や鎌倉と違う雰囲気が心に残った。
目指した先は、能登町にある民宿ふらっと。
能登に伝わる魚醤油「いしり」。
能登町では日本で唯一、いかを使ったいしりをつくっている。
このいしりをはじめ、能登の発酵食や食材を使うイタリアン。
テレビ番組で見て以来、ずっと気になっていた。
年末に予約の連絡をしたら、1月のこの日だけなら空いている、その先は半年先まで埋まっている、とのこと。
「民宿」のイメージを覆されるセンスのいい食堂。
片隅に干されている魚。
ベンさんがつくる料理は、一品、一皿ずつ愛情が感じられる。
人への愛、何より土地への愛が感じられて感動した。
久しぶりに食べて言葉を失った時間。
翌日、探そうとせずとも出会えた数馬酒造の能登純米。
パンも近くで販売するほど美味しい自家製のもの。
朝ごはんも、地域に伝わるもの。
3年寝かせた、鯖の味噌漬けは炭で炙ってから。
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