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ドイツの子供のおやつ事情 - そこらへんにあるもので大丈夫

先日、パートナーも私も出席したい夜のイベントがあって、子供も連れて行きました。トークのあとに夜ご飯が出たのですが、子供はお腹が減ったというだろうなと思ったら案の定。こういうときは大抵小さなおやつを持っていくのですが、家を出る前にパートナーと子供が喧嘩をし始め、忘れてしまったのでした。

トークに飽きた子供と会場併設のキッチンに出ると、そこにはバジルがあり、子供がおもむろに葉っぱをむしって食べ始めました・・・。「おいしいの?」と聞くと「おいしいよ(お菓子ないし)」とのことで、植物がはげてしまわないか心配になるほどもりもり食べていました。学校の給食にもトマトとモッツァレラとともに出てくるそうです。

ひたすらバジルを食べ続ける・・・

親しみを感じたのかずっと「バルサミ子」と呼んでいました。いやいや、バジルです。あまりに気に入っていた様子だったので、彼女の机の上におけるように一鉢買いました。つまみながら工作をしたり勉強をしたりしています。

子供の机の上のバルサミ子

以前パートナーの友人一家の庭に遊びに行った時には、その家の小さい子供がむしゃむしゃチャイブを食べていたのを思い出しました。そういえば赤ちゃんの頃、ベビーカーの下にパプリカを積んでいたら、子供が丸かじりしていた、ケールの葉っぱをほしがってお店の人がくれたらこれまたかじり始めた・・・などいろいろありました。ドイツはなんともワイルドな国、森の国で、私はそんなところが嫌いではなく居心地よく感じています。

ドイツにもがっつり色がついた何でできているのだろうという感じのお菓子はあるのですが、保育ママや幼稚園で出てくるおやつといえば、野菜や果物を適当に切ったものということがほとんどでした。塩もなしでそのまま。切っただけ。学校にあがっておやつは自分で持っていくようになり、適当に冷蔵庫にあるものを詰めていますが、子供からほぼクレームはありません。

小腹が減った時につまむお弁当もどき

そんな環境で育って、子供はお菓子はあればうれしいし、もらったら喜んで食べるものの、私の子供時代よりはお菓子を食べていないと思います。ジュースは家庭やその子供にもよりそうですが、うちには買い置きがないからか、冬にココアを飲む程度で、普段はほとんど水だけです・・・。安上がりです。

そんなこんなのドイツの子供のおやつ事情でした。もう少し暖かくなるとバルコニーの野菜や、道端に生えているベリー類を食べ始めます。そう、そこらへんにおやつってあるのです!


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