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ひまつぶし

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「クラブBA」会員による個性豊かな投稿を集めました。 ジャンルは様々。音楽、料理、サーフィン、スニーカー、電車、競馬、ペット、写真etc. 内容は、ライトなものからディープなも… もっと読む
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#コラム

フシギ と言う勿れ / 降る雨は新しい雨か、それとも繰り返して降る雨なのか

降る雨は初めて降る新しい雨か、それとも繰り返して降る雨なのか フシギ と言う勿れ 密閉ガラス内が、液体や結晶(固体)へと様々に変化するストームグラス(気象計)を通じて、自分は雨を よりいとおしく考えた メカニズムは異なる (ストームグラスは、密閉したガラス内へ複数の化学薬品をアルコールに溶かし、天候による形状の変化を楽しむインテリア雑貨です) 密閉されたガラス内の液体は 澄んでいたり、曇ったり 結晶が現れて、そのさまは小さかったり、大きかったり その形状は薄片状だった

大掃除は実は真夏が望ましかった/ まだ間に合う極寒掃除の回避

実は知っていた 8月に大掃除を済ましておくとよい ということ 汚れが浮きやすく 水の冷たさも苦ではないと 夏に大掃除したとして暮れにまた繰り返す二度手間と億劫も言い訳に そのとき面倒だったことでほんのちょこっと手を付けただけで暦が進んだ 真夏の大家事に汗問題をも言い訳にする矛盾 家事は重労働だ 腕力体力劣る方は困ろう 毎日の家事の経験豊富で手際よく済ませる方よりも 経験値乏しい男手の方が役立つ場面は多い 不器用なりの視点と気質は 手馴れたスムーズな作業より一

庭には神が宿る / 神の手がとどく庭という場所

庭には神が宿る / 神の手がとどく庭という場所 生命が息吹き 時間経過は成長と変化をもたらす 小さな小さなタネ一粒 風に吹かれ着せば そこは緑に覆われる 雨はじかれる 人工物に当たる雨粒と 、自然由来:石の撥ね退けるさまは異なる 質感や弾く角度が異なれば 軌跡も音も異なる 石が撥ね退けた雨粒を美しいと感じる これは好い庭の条件だ 雨しみいる 雨を受け容れるため 沁みいる余白を残した土と緑 土が受け容れ そこに沁みゆく雨には温度がある 沁み入る雨を愛おしいと

描写・猫写/猫の鳴き声はネーェとの話し掛けなんて、ホ ホンマや!

黒ネコのタンゴが鳴り止まない 書きもの冒頭の技術に ネコちゃんの鳴き声から入る描写 "話しかけてきた" と擬人化して始まるものがたり なるほど 、 また またぁ 、上手いこと表現するものだ 飼い主となったり共同生活者となったり 新しいものがたりが始まる ペットを超えたネコちゃん目線のものがたり 猫が主(あるじ)で人は観察される側の日常 パトロールという仕事を持つネコちゃんの一生 猫視点からの人間という生態の考察 いくつか目にしてきた ファーストコンタクト

ひとは飛沫も接触もなく 善意や笑顔を受け取れる

人は流される 悪意にも善意にも 人には伝わる 感謝や笑顔が 人には伝わる 叱咤や激励が 人には届く 、想いや気持ちが 悩みや辛さや悲しみが 人は流される 、情に 人はもらう 、涙を 人は釣られる 、笑いに 飛沫だろうが接触だろうが人は色んなものを受け取る 飛沫や接触で色んなものを渡す 人は受け取る 悪意も悪行も 人は受け取る 善意も善行も 人は撥ね退けられる 悪意や悪行を 人は断れる 悪意や悪行を 弱っているときには そのように受け取る 充足して

自主性という名の協調性 / 協調性という名の自主性

小学の通信簿 自主性に富んだ子は 協調性を問題視され、 協調性を誉められた子は 自主性を問われていたような記憶がある どちら寄りか色分けされたような 活発・陽気な子は自主性はあるが協調性がないと おとなしめな・優しい子は協調性を認められるが自主性を問われたような 年かさねると豊かな自主性が協調性の軸になるよう感じることが多い 自主性の無さは協調性の不足を暗示する 協調性は、自主的な判断なく流されたり迎合するものとは異なろう 進んでものごとに取り組まないことを協

生き残り競争から、残らせ協奏・生き残る共創へ/神保町エレジー

山手線内側の物価は高い 昼食850円 缶コーヒー4本 480円の箱ひとつ 一日2000円超出ていた 青い梅をよこめに 立って川をわたり、三わの鷹くぐり 新しい宿でいきをつく 四つの谷をこえた神さまの田んぼが職場だ 神を保つ町 神が保つ街 東へ東へ 西の山から 山手線の内側へ 山手線のど真ん中を越えて東の端まで 週2回は同僚への労いと親睦 勤続30年ともなれば4桁で収めるのは野暮というものだ 野暮でも何ら構わないのだが 終業後ぐらい粋でいたいのだ

大きな緑の木の下で

陽射し強し 風はまだ流れているのが救いだ 日陰もとめる 信号待ち数十秒の涼もとめる コンクリの影でなく大きな緑の木陰もとめる 揺れる葉見上げる 少し先 大きな緑の木の下に仲間みつける 目が合い ほど遠い距離の会釈交わす 暑いですね 暑くなってきましたね 言葉は要らないのだろう 緑の木の下の心地好さに青信号一つやり過ごす それぐらいの時間軸がちょうど良いのだと この数ヶ月で合点した 大きな緑の木の下は 風を流し 陽をさえぎる 意図はない ただ存在して

陸地のタイタニックジョーク /1億という数字

1万の数 毎日処理を施して1万日かかるものが1億人という数字だ 1万日は27年である そういう数字が1億だ ゼロ4つごとに変わる単位の呼び名は幾度か確認が必要だ どこから単位自体の呼称が変わるのか 自分はプロ野球選手の年俸をワンクッション置くことで間違えないよう気を付けている 1億円プレイヤー誕生の前年は8千万円とかが多勢である このレベルは ほとんど顔と名前が一致もする 年俸800万円から1億円プレイヤーなどとの間違いを防止できるのだ 1万円 ×1万人の集

街は動き ヒトが控える/おうち時間第2波、第2段階もはじまります

街が動き出しました 街が動き出します 想定内という苦しい言葉選びを添えて 日々報告される数字の上昇は二の次とされます 無理もないでしょう 国内ゼロの日が続かないことは素人でも知っています 宣言を解いた以上 遠ざけられる再度の要請 みんなで上手いことやってくれないだろうか 本音が漏れ つたわるのです 経済 という語句を 楽しみ と置き換えます そこに対価が生じて世の中が回ります 暮らすうえで必要 不可欠な 楽しみ 対策講じられる者から試験的な稼動 この

おこめ の あまみ / わたしたちのからだをつくるもの

おこめ という あまみ わたしたちのからだは細胞分裂と食事摂取 、運動の繰り返しでつくられたものだ 肉類を好む人 動物系食品を好まないひと 体質に違い出てしかるべくである 摂生に努めた という心意気すら健やかな日常に影響を及ぼすものである 数十年に渡り食したものしか体内には入らない 振り返れば分かるだろう 何で構成された身体かは 幼少の頃から魅了したポテチや砂糖は今の身体作りに多大な貢献を果たした この満足感を多くの者は知る そろそろ飽和状態に近いかもしれ

馬は世につれ 世は馬につれ

1.6倍サートゥルナーリアは届かない 2.1倍ダノンプレミアムも伸びなかった 今年は名馬誕生の年だろうか 予想もするが 応援もする 日本ダービーの楽しみかただ ミホノブルボンが初めての日本ダービーだ 距離不安、ダート馬血統が疑われながらのグリグリ2.3倍 圧勝 16番人気大穴ライスシャワーを連れてきた馬連元年 後の名馬は5月段階では最低人気レベルと評された その前年テイオーの日本ダービーは枠連での発売 そういう時代だ ハイセイコー、ルドルフ、オグリ、シン

猫がワン 犬はニャーと鳴く

あるいて200歩で公園についた 小学のころ自転車で通った俺たちの野球場 ボルトさんであれば20秒かからず着く距離をお気に入りの自転車をかっ飛ばし毎日通った 4人いれば試合は開催される 1人の日はコンクリ壁を相手に自主練だ 8人も集まれば大にぎわい テンション高く大試合が繰り広げられる 右翼側花壇との境を超えるとホームランだ さっき歩測したら たった30歩である 先が急激な崖になりC球が転げ落ちていってしまうから そんな小さな小さな公園である 公園というより

真っ赤なホシ 青い花(赤:上の句)

燃えていた 木だろうか 山林火事だろうか いつだっただろうか 170万年だか20万年前だか そんなところだそうだ それともマグマからの燃え移りだろうか その端っこが文明の種火であることは知らなかったのだろう 繰り返し訪れる夜には周囲を照らし 寒さには暖を 動植物に火を通したのは本能だろうか 本能という知恵なのだろうか あるとき 火が点いた サルだろうか ヒトだろうか 点けるより前に きっと点いたのであろう どうしたら そういうことになるの