でき太くん三澤のひとりごと その119
◇ 毅然とした「NO」
【毅然(きぜん)】
自分の信念を貫くしっかりした態度で臨む様子。
<岩波国語辞典第七版>
今日はどんなコラムを書こうかな。
そんなことを考えているときに、ふと浮かんた言葉。
毅然とした「NO」
子どもと接していると、毅然とした「NO」が必要なときってありますよね。
たとえば、子どもとゲームは1日1時間という決まりになっているのに、1時間を超えてもやめそうにないとき。
こういうとき自分の感情のままに怒ったり、叱ったりする必要はないと思いますが、毅然とした「NO」って必要だと思います。
おうちの方が勝手に決めた約束事ではなく、お子さんと話し合って決めたことなら、毅然とした態度で「時間が過ぎているから今日は終わりだね」と伝えてあげる。
ダメなものはダメ。
決まりは決まり。
約束は約束。
そういう毅然な態度が必要なときがあるように思います。
なんとなくまわりの友人などの子育てを見ていると、遠慮をしているのか、子どもを傷つけてしまうと思っているのか、子どもの意思を尊重していないように感じているのか、毅然とした「NO」が言えてないケースが多いように思います。
これはわたしのまわりだけでしょうか。
先だっても、
うちの子、ゲームの時間は1時間と決めているのに、しれっと1時間以上もゲームをしているから、ついつい頭ごなしに叱ってしまったのよね。
「あんたはいつもそう!決めたことを守らない!この前一緒に1時間って決めたばかりでしょ!なんで約束守れないの!」
と、怒鳴ってしまったのよ、と知人が言っていました。
たぶん知人もその日は虫のいどころが悪かったのか、約束を毎回やぶる子どもについ「カァーッ」となってしまったのかもしれません。
でも、そういう感情を出すだけだと、本当に伝えたいことって伝わらないことがあるんですよね。
「お母さんはただ感情的に怒鳴っているだけだ。うるさいババアだ」
というように、感情に対して感情で受け取る。
そんな感じになってしまうと思うのです。
では、どうしたらいいのでしょう。
そういうときは、一旦、深呼吸でもして、自分の感情をきれいにして、
毅然とした「NO」
を伝えてあげるとよいのではないかと思います。
自分の感情のままに怒ったり、叱ったり、怒鳴ったりするより、そういう感情が全くないところで、毅然とした「NO」を伝えると、わたしの場合は、結構子どもに伝わっていきます。
わたしは子どもたちに「あれをするな、これをするな」と、あまり言いたくないですし、できるだけ自由にさせてあげたいと思っていますが、わたしの中には「ここだけは譲れない」というポイントがあり、子どもがそれを超えたようなことをしてきたときには、毅然とした「NO」を伝えるようにしています。
その譲れないポイントというのは、わたしのエゴではなく、おそらく普遍的なもの。
たとえば、約束を破るとかです。
約束を破ることが平気になってしまったら、困るのは子どもですから。
そこだけは譲れないですものね。
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