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でき太くん三澤のひとりごと その35

投稿 その35

こんにちは、三澤です。

今回は「経験」することの大切さについてふれてみたいと思います。

でき太くんでは、丸つけをお子さん自身で行うようにお願いしております。

これは、丸つけという「経験」によって様々なことが身につき、問題や解答を見る視点もトレーニングされてくると考えているからです。

まず「丸つけ」をお子さん自身が行うことによって、自分は何がわかっていて、何がわかっていないのかを知ることができます。

就学前や低学年のお子さんだと、まだそこまではっきりと自覚はできないと思いますが、学習後の自分の状況を振り返る「経験」することで、少しずつ自分が何がわかっていて、何がわかっていないのかがわかるようになってきます。

何がわかっていて、何がわかっていないのか。

このことを自覚しながら学習できると、学習の質がグンっと向上しますね。


自分で丸つけを「経験」させているときには、まちがっている問題に丸をしていたりすることもあります。

私たち大人からすると「よく見て丸つけをすれば、そんな採点ミスは起こらないはずだ」と思ってしまうものですが、まだ丸つけがしっかりトレーニングされていない段階では、採点ミスというものが起こるものです。

この採点ミスをしているときに、ちょっとお子さんに確認をしてみるとよいのは、なぜその採点ミスが起きたのかという原因です。

急いでいたから見落としてしまったのか。
そもそも丸つけが面倒で、イヤイヤ取り組んでいたから見落としてしまったのか。
いつも通りしっかり集中して丸つけしていたけど、見落としてしまったのか。

見落としてしまった原因は、様々だと思います。

もしイヤイヤだったり、丸つけが面倒だったり、急いでいたからというようなことが原因の場合は、「丸つけの大切さ」について、一度じっくりお子さんとお話をしたほうがよいです。

丸つけがそれほど重要なものでないと思っていると、ついつい丸つけがいい加減になってしまうものですからね。

もし「いつも通りしっかり取り組んでいた」のに、採点ミスがあった場合は、解答書と自分の解答の「どこに注意して丸つけをするとよいのか」を、お子さんにアドバイスしてあげるとよいです。

すぐに思いつくのは、面積を求める問題で単位が「平方センチメートル」ではなく、「センチメートル」と書いてあるのに丸になっている場合は、「単位に注意して採点する」という視点がありません。ですから、採点ミスが起きます。


丸つけという「経験」から、採点ミスを「経験」し、そこから何に注意すべきかがわかる。

私たちは経験によって、多くのことを身につけ、トレーニングしていくことができるのですね。

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